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田の力の秤

2022.11.19 07:48

四日市大学教授・髙島愼助先生より、ご著書『力石を詠む(十)』岩田書院をご恵贈頂きました。深謝!!

帯文より

郷土の文化遺産は貴いものである。

それがややもすると破壊され衰亡、散逸することが多い。

吾々は文化遺産を子孫に伝える責任がある。

悔を千載に残すことのない様お互いに関心を持ち

文化財又は文化財的なものを大切にしなければならない。

(小林信一)

かみなりや肩を寄せ合ふ力石  五島高資

夕立や力石へと庭只海  五島高資

切株に力石置く日の盛り  五島高資


https://ameblo.jp/dreamroom419/entry-11869239451.html  

【男という字⇒田と力の字の組み合わせは…任せると力を出すという意味がある】

男という字は、田と力になりますが、この字の組み合わせの意味は、稲を任せる田のように、任せると力を出すという意味も一つの意味になります

他にもありますが、この意味が男らしいということにもなります

女の子も、男の子も、同じではありますが、自分から努力できる環境を整えて行くと、力を付けて行きます

∞∞∞∞∞∞∞∞∞

★自分から努力できる環境を整えて行くと、力を付けて行く

∞∞∞∞∞∞∞∞∞

なるほど~~!ですね。

男の人は、やはり任されたいというのは内心?根底にあるのかもしれません。

信頼してるよって、なんとなくふいんきを出せるといいのでしょう。だからって、なんでも責任を押し付けるとかいうことでもなくやんわりとそういう方向へもっていけるような~妻の何気ない言葉やしぐさや、こうなってほしい…という方向へ男の人、自から努力できる環境を整えておくと、力を付けて行く…ということだと心致しましょう。

子育てと夫育ても似ている!?

男の人に力を発揮してもらえるように

女性は、やはり柔軟性、柔らしさ…バランス感覚に、磨きをかけなくてはいけませんね


http://karapaia.com/archives/52162350.html?fbclid=IwAR35IYvsBXUihdmn3u3wEDtP7TvXBx-vKMkoy_OfiBKG2r6uc7kZYGNI9Ac  

【稲作地域は和を重んじ、小麦作地域は個人主義に傾く。作っている穀物の違いと人の考え方・価値観の違いに関連性(米研究)】


「田の力・男の力」は和を重んじ、シェアードリーダーシップによって 発揮されると言えそうですね。まさに和して同せずです。

筑波嶺を浮かべて終はる田植かな

https://www.facebook.com/kanjitekanji/posts/296257640478868/  

【感じて、漢字の世界】 より

今日の漢字は、「男」。

田んぼの田に、力と書いて「男」です。

「力」のもとの字は、土を掘り起こす道具、

「鋤(すき)」をあらわしているといわれています。

鋤を使って土を掘り起こし、砂をかき集め、雑草の根を切る。

それはとても、労力を要する作業です。

そこで、「力」という字には、

「はたらき・つとめる・はげむ」という意味がこめられました。

縄文時代の末期、渡来人の上陸により、日本へ伝えられた稲作。

何もない土地を一から耕し、稲を植えて育て、

米を収穫するまでには、多くの人手を必要とします。

集団での作業には、人々の働きを統率する

リーダー的存在も必要になります。

「男」という漢字は、稲作に関する豊富な知識と経験を活かし、

大勢の人間をひとつに束ねる力のあった者をさします。

さらに、安定した収穫量を確保して米を蓄え、

ほかの集団から狙われる米を守ることも「男」の役割。

いにしえの時代、「男」とは、自分ひとりのためではなく、

誰かのため、地域のために労をいとわず働く人のことをさしたのです。

今日の漢字は、「男」。

田んぼに「力」と買いて「男」です。

「力」のもとの字は、土を掘り起こす「鋤(すき)」のこと。

本来「男」という字は、

農地で働く集団を指導する人のことを意味しました。

そのため、もとは男女の性別をあらわしていた字ではなかったとか。

男性の労働力が稲作へ大量にかり出される時代になってはじめて、

「男」という字に「男性」の意味が与えられたともいわれています。

日本という国の土台を作り上げてきた、田んぼでの米作り。

その指揮をとる「男」が「むら」をつくり、「くに」をつくってきました。

そして、稲作を中心とした文化や社会が形づくられてきたのです。

では、ここでもう一度、「男」という字を、感じてみてください。

ほんのり冷たい土の手触りと、澄み切った空の青、渇いた太陽の匂い。

晩秋の涼しい風に吹かれても、力をこめてざっくりと土を掘り起こせば、汗が伝います。

収穫の季節には、金色に輝く稲穂のさざなみが、目の前に広がります。

それは、誰かのためを想って働く「男」だけが見渡せる、

「瑞穂の国」の美しい風景。

いにしえの人たちが感じた素朴な喜びを、今こそ、わかちあいましょう。

漢字は、三千年以上前の人々からのメッセージ。

その想いを受けとって、感じてみたら・・・、

ほら、今日一日が違って見えるはず。

それでは、また来週。

山根基世でした。

参考文献

「絵で読む漢字のなりたち 白川静文字学への扉」

金子美都絵(太郎次郎社エディタス)

「新訂 漢字なりたち辞典」藤堂明保 (ニュートンプレス)

「三省堂 例解奨学漢字辞典 第四版」

 監修者 林四郎・大村はま/編者 月本雅幸・濱口富士(三省堂)