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性の多様性は理解するけど,自分の職場にいると嫌だ…?

2016.09.01 00:17

先日,朝日新聞などで労働組合が行った職場でのLGBTに対する意識調査の結果が報道されていました。


http://www.asahi.com/articles/ASJ8T5G48J8TULFA014.html

LGBTに対する社会的な理解は少しずつ広がってきているけれど,まだまだこれが現実なのですね。

私たちは主に学校における性の多様性について取り組んでいます。LGBTなど多様な性を持つ子どもたちが自然に学校生活を送れるようにするにはどうしたらいいだろう?ということなのですが,ディスカッションをしているとよく話が及ぶのは,多様な性を持つ先生たちってどうしているんだろうね?ということです。そもそも多様な性を持つ子どもたちが学校でそれを自然に表現できるようになるためには,多様な性を持つ先生が学校の中でそれを自然に表現できるようになっていなければ難しいんじゃない?と。 でもそんな時,「別に学校にセクマイの先生がいてもいいと思う」「けど,もしその人が自分の子どもの担任になったら,急に親の態度や評価って変わるんじゃない?」という話になったことがありました。 社会的な価値(ある程度他人事)としては認める
けれど,自分のこととなると嫌悪感が出てくる。

正直,私自身の中にもそうした感情が全くないわけではありません。「ないよ~」と思っていても時々,気づかないうちに自分の中にそうした嫌悪感がいろんな形で起きてきていることに気づいて自分で驚いたりもします。なので,そうした嫌悪感自体を責めたり,非難したりするというのもまた多様性の否定のような気がするのです。

で,この労働組合の調査。
実は報道されているのはごく一部の情報なのです。
日本労働組合総連合会のwebページからは調査の詳細を見ることができます。
http://www.jtuc-rengo.or.jp/news/chousa/index.html

報道されている以外にもいろいろな”非当事者”の意識調査が行われていて興味深いです。