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アタッチメントQソート法(AQS)

2016.12.24 03:37

先日,いつもいろいろと一緒に取り組んでいる施設の職員さんと勉強会を開きました。
今回は施設の職員さんが取り組む実践研究の中で,アタッチメントQソート法(AQS)を使ってみようということになり,ある子どもを想定してAQSをやってみました。



今年度は京都で定期的に開催されている「アタッチメントセミナー」に参加して,アタッチメントについていろいろと勉強をさせてもらいました。2カ月に1回ほど,アタッチメントをいろいろな切り口でその道の第一人者の方々がお話をしてくださるので,とても勉強になります。AQSもその中で学びました。いくつかAQSを用いた論文を読んだのですが,なかなか手順がわからなかったので,実際に評価の視点や方法などを教えてもらえてやっと使えるかなぁという感じになりました。

AQSはアタッチメント行動を中心に,子どもの行動を記した90枚のカードを「あてはまる」から「あてはまらない」までの10のグループに分類し,最終的に得点化してアタッチメントの安定性を評価するという方法。子どもを観察したうえで評価できるので,何より観察する人の目が養われていく印象があります。



幼児期のアタッチメント行動を評価する方法はそもそも少ないですし,やっぱりきちんとアタッチメント行動を理解できていないと難しい。
児童期になると質問紙などもいろいろあるようですが…