イヌのCOVID19感染症、2例目の報告
2020年3月19日の香港政府からの報告です。
香港のAFCDの広報担当者は、本日(3月19日)、AFCDに送られた愛犬がCOVID-19ウイルスに繰り返し陽性反応を示したと発表した。これは、17歳のポメラニアン犬が繰り返しウイルス検査を行った際に弱い陽性反応を示した以前のケースに続く感染例である。
今回のケースは、ジャーマンシェパードです。飼い主がCOVID-19であることが確認され、その飼い犬であったジャーマンシェパードは、3月18日に香港-珠海-マカオ橋の香港港の動物飼育施設に、同じ住居に住む別の混血種の犬とともに検疫に送られました。同居する混血犬からはコロナウイルスのPCR陽性の結果は得られませんでした。またいずれの犬も呼吸器の症状などの病気の兆候は見られませんでした。
当局では、今後も両犬を注意深く観察し、繰り返し検査を実施していく予定です。
AFCDは、今後も保健省と連携して関連するケースの対応を行っていきます。公衆衛生と動物の健康を確保するために、COVID-19に感染していると確認された人のいる家庭の犬や猫を含む哺乳類のペット動物、またはCOVID-19に感染している人の身近な接触者は、AFCDの施設で検疫下に置かれるべきであることを強く勧告しました。
香港政府のスポークスマンは、ペットの飼い主に対し、良好な衛生習慣(動物や餌、消耗品を扱う前後の手洗い、キスを避けることを含む)と、清潔で衛生的な家庭環境を維持するよう注意を促しました。病気の人は動物との接触を制限してください。ペットの健康状態に変化があった場合は、できるだけ早く獣医師のアドバイスを求めるべきです。
スポークスマンは、現在のところ、ペットの動物が人間にとってCOVID-19の感染源となりうることや、このウイルスが犬に病気を引き起こす可能性があるという証拠はないと強調しています。ペットの飼い主は常に良好な衛生習慣を維持し、いかなる状況下でもペットを見捨てるべきではないとしています。
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