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【生薬の不思議な話 ふきのとう編】

2020.04.14 09:00

前回は、この時期にお勧めの養生をいくつか紹介しました。

今回は食養生のひとつとしてご紹介した、「ふきのとう」についてのお話です。

ふきのとうは、春の季節を表現する山菜として、日本料理には欠かせない食材ですね。

独特の苦みは、余分な熱を取り去り、ほてりやのぼせ、イライラなどの症状を鎮めてくれます。

また、β-カロテン、ビタミンB1・B2、カルシウム、カリウム、亜鉛などの栄養素のほかに、食物繊維も多く含まれていて、腸の働きを活発にして、便通に役立つ食材でもあります。

ところで、ふきのとうに似た名前の食材として、ふきがありますよね。

見た目は全く別の植物のようですが、ふきの花のことをふきのとうと呼びます。

この花が咲いた後には地下茎から伸びる葉が出てきます。これがふきです。

このように花と葉や茎が別々の時期に地下から出てくる面白い植物でもあります。

いずれも、苦みやえぐみが強いので、食べるときはあく抜きが必要です。


ふきは薬用植物でもあり、夏から秋にかけて掘り出して天日乾燥した根茎は、漢名でもある蜂斗菜(ほうとさい)と称して生薬になります。患部に熱を持つ、のどの腫れや痛みに効果があるとされています。

お近くの店頭で見かけたら、ふきのとうの天ぷらやふきの煮物など、旬を楽しむのもいいかもしれませんね。