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いなべ暮らしの保健室

新型コロナウイルスによる外出制限の弊害

2020.04.13 04:13

新型コロナウイルスの影響により、様々なイベントが中止されています。この世界的なパンデミックは長期化しそうです。誰もが感染していると考えて行動することが大切で、3密を予防することは大切です。

しかし3密を予防することは感染を防ぐメリットがあるとともに、閉じこもりや人との交流を経ることによる弊害が増えることが懸念されます。

3密を予防することによる弊害「社会的孤立」

 人との交流や外出の頻度の減少に伴い、社会的孤立は起こります。

 具体的に、別居中の家族や友人らと直接会う頻度(対面交流)や手紙・電話・メールなど

 で交流する頻度(非対面交流)が月に1、2回程度の孤立高齢者は、孤立していない高齢

 者に、4年間で1.28倍要介護状態になりやすく、1.22倍死亡に至りやすいと言われていま

 す。このように、人との交流は健康状態に大きな影響を及ぼします


集いの場所を作らないことが感染予防の最善策?

 大切な友人と過ごすことが難しいこの状況は続きます。3密を控えるために外出や人との

 交流を控える生活は続きます。そして、私は友人や親しいスタッフと会えないことで落

 ち込み、身体的だけでなく、精神的にも弱ってしまうことが心配です。3つの密を避けな

 がら、集いの場を作ることは本当に出来ないのでしょうか。

3つの密を防ぎながらの出来るコトの提案

ソーシャルディスタンス×No密集空間×No密閉空間=出来るコト

1. 屋外での活動

 屋外での活動は、密閉空間になりにくく、人と人との距離も取れます。

 2m程度距離を取りながら、活動出来る屋外活動はどんなものがあるでしょうか?

①ウォーキング

 ウォーキングは人数やウォーキングコースを考えれば安全に行えるでしょう。

 人込みを避けたり、人が混む時間をさけるなど、密集空間に行かない工夫をしながらウォ

 ーキングを楽しむのはいかがでしょうか。

 

②体操

 ラジオ体操や、介護予防体操など様々な体操があります。ラジオ体操はテレビでも放送し

 ていますので、自宅で簡単にできます。地域には介護予防体操があると思います。

 いなべ市にも元気クラブいなべさんが監修する体操があります。ぜひ、家族と自宅で体操

 しましょう。

③園芸

 園芸は、屋外で楽しめる趣味の一つですね。一人でもいいですし、お友達との距離を気を

 つけながら寄せ植えなどをするのも楽しいかもしれませんね。毎日お花や野菜に水をあげ

 る必要もありますし、身体活動の向上にもつながるかもしれません。

④一人ぼっちにならない。一人ぼっちにしない。

 独りで家にいるとテレビばかりを見てしまうことが多いでしょう。すると、さらに不安に

 なる。家族のいる人は不安を家族と共有できるかもしれません。しかし、独り暮らしのお

 年寄りなどは不安が募るばかりです。そんなとき、親しい友人や家族からの電話はとても

 大きな励みになります。

まとめ

新型コロナウイルス感染症に罹らないようにしていくことが大切です。

しかし、生活不活発による心身機能の低下も見過ごせません。

密閉空間をさけて換気した室内や屋外で、密接しないように人と人との距離を保ちながら交流したり、電話、メール、SNSなどをインターネットを活用した交流なども導入することで、感染のリスクを低くし、外出・交流により得られるメリットを大きくすることができるのではないかと思います。