言われなくなったクレーム。
10年前くらいまではよく言われたクレームがあります。「ヘッドライトが暗い。夜の視認性が悪すぎる!」と。しかしここ数年聞かなくなりました。なぜなら、純正新車装着でヘッドライトがLED化してきたから。時代によっていろいろ変わるものであります。
こんにちは、三重のカワサキのバイク屋、カワサキプラザ桑名の代表の今西です。
今、現行で販売されている新車のバイクって、標準装備でLED化されたヘッドライトが主流になってきました。かなりの割合でバイクのヘッドライトがLED化となっております。
LED化のヘッドライトのおかげで、ほんと言われなくなったクレームがヘッドライトが暗い!というクレーム。実は10年前くらいまでは結構相談件数が多いクレームの一つでした。
ヘッドライトは、昔からあるのはハロゲンランプと呼ばれるものがあり、H4バルブと言われるバルブからH7バルブ、H11バルブといろんなヘッドライトのサイズがありました。暗いヘッドライト球を社外のヘッドライト球に交換することにより、明るくすることもできました。しかし、4輪、車で2000年以降、ヘッドライトが劇的な進化をとげ、HIDヘッドライトにより明るさが何倍も増え、そしてLEDヘッドライトが続々と車の4輪の世界では、バイクよりかなり先行して搭載されてきました。
ちょうど車の4輪のHIDヘッドライトやLEDヘッドライトが普及してきた時くらいからバイクのヘッドライトが暗い!というクレームが増えてきたんですよね。
実はこれ、人間の慣れによるものでバイクのヘッドライトが暗いと感じているように思います。つまり車のヘッドライトが明るくなり、普段車のHIDヘッドライト、LEDヘッドライトに慣れてしまった人が、週一の楽しみのバイクに乗ったとき、どうしても車で明るいヘッドライトに慣れてしまったので、バイクのヘッドライトが暗く感じてしまうという・・・。
じゃあ、バイクのヘッドライトは暗くて危険だったのか?と言われると全然そんなことないんですよね。だって車検の適合には十分に光度は足りているんです。
そしてここ最近。
バイクにもLEDヘッドライトが標準装備となってきた機種が増えてきて、
「そーいえばヘッドライトが暗い」というクレーム案件が全く聞かなくなりました。
うーん考えても、ここ最近聞かないですね。
バイクもLEDを搭載したヘッドライトが増えたことにより、車の明るいヘッドライトと遜色が無くなり、きになっていた人が一気に減った気がします。
目の錯覚を起こすことってほんと、面白いメカニズムです。あとバイクの速度なんかもそう。速度が出せないバイク経験なしの初心者のバイク乗りが速度をツーリングで出せないのは動体視力が速度についてこれていないだけなんですよね。
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