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感動のアジュラックプール

2019.03.08 10:30

インド西部、グジャラート州ブージの街からバスに乗って約30分。アジュラックというブロックプリントの布を作っているアジュラックプール(アジュラック村)へ行ってきました。

今回ブージに来た一番の目的は、このアジュラックの布を作る工程を見学すること!

去年、自由が丘にある岩立フォークテキスタイルミュージアムで知ったアジュラック染めに惹かれ、友達とやってみよう!と試行錯誤してついに成功した経緯があって。いつか実際に見てみたいなー、と思ってたのがこんなに早く実現するなんて。


バスは大きい道路で止まり、そこから村の方へウロウロと歩いてると学校発見。子供たちがかわいい!

しばらくウロウロしてると、トン!トン!という音が聞こえる。その音の方へ歩いて行くと、工房があった。ブロック押してる!

覗いてると、おいで。と言ってくれたので見学させてもらう。リズミカルに迷いなく押していく職人さんたち。伝統的なアジュラックはムスリムの布なので幾何学模様。最近はモダンなデザインも増えてきてるみたい。いろいろな模様のブロックがあります。

防染で白くするところを押して、上から黒く出るところを押していく。すでに美しい。

大地の上で天日干し。

沢山工房があるので、こんな光景があちこちに。絵になるねー。

昔は全て天然染料を使っていたのが、時代の流れで次第に化学染料へと移っていき、一時は天然染料で染める技術は廃れていたらしい。それを天然染料を使うことを復活させた人々がいて、村を歩いていると化学染料も天然染料も両方ある。

やっぱり見たいのは天然染料!ブロック押してるところは沢山見たけど、次の藍で染めてるところ見たいなー。と歩いてたら、干されてるの発見!

5mの布を藍で染めて、また天日干し。

みんなすごく親切なので、見てると色々教えてくれます。

そして、ブロック押してみる?と言われ。。。注文の布って言ってたけど、いいの?って聞いたら、いいよ、いいよー。というので 笑。真剣です。

見守る職人さんの眼が優しすぎる。ここの工房の方々はとっても優しくて親切で、全部の工程を初めから最後まで見たい。と言ったら、明日一からやって見せてくれるって!しかもブロック押させてもらって調子に乗った私が、自分で全部押してみたい。って言ったら、それもいいよ!って。

という事で、明日から2日くらいかけてアジュラックを自分で染められることになりました!去年広尾に布の展示を見に行ったのが4月。一年も経たないうちに、まさかインドで自分が染めることになるなんて。

人生というのは本当に予測不可能な素晴らしい旅です!