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アジュラック工程2

2019.03.08 08:30

天然染料を使ったアジュラックはデザインにもよるけど、ブロックで防染、媒染を押して何回か染めて色を重ねます。これは石灰やガムが入った防染液。

それに板やスポンジを敷いてスタンプ台を作ります。

はじめのラインを糸で引いて。

押していきます。

そしてあっという間に一列完成。

あれ?自分で押させてくれるって言ってたよね。。。そうしたら、この端は難しいから、また別の場所ね。ということに。2つ目のブロック。

そして3つ目のボーダーから押させてもらいました!

なかなか様になってるのではないの!?だけど、スピードは5倍くらい遅い 笑。2.5mこの調子だと全然終わらないので、結局各工程一列づつくらい押させてもらうことに。

周りぐるっと押し終わったら、最後真ん中のところを4つ目のスタンプ。

端っこは新聞紙敷いて押してた。

一ブロック目完成!美しいー!!

でもまだまだ終わりません。一つの柄に対して三種類のブロックがセットなので(デザインによって数は変わるけど)、4種類の柄×3種類で、全部でブロックは12個使うのです!

次は上から黒く出る箇所を鉄が入った液で押していきます。

上からずれないように押すの難しいのよー。真剣です!

そして最後は、今回は赤が入る箇所を、クレイやガムが入った媒染液で押します。

これでついにスタンプ部分終了!

最後は端を黒く出すために、さっきの鉄媒染液を塗ります。

あ、お父さんがやって来た。

2001年にこのカッチ地方を襲った大地震で、もともとアジュラックプリントをやっていた人たちの村の水質が変わってしまい、水を求めて村ごとここに引っ越してきて、アジュラックプールという新しい村を作ったのです。

お父さんはその後しばらくは違う仕事をしてたらしいけど、9年前から工房を再開したんだって。僕のお父さんでもあるし、僕の先生。と言ってた、

今この工房をメインでやっているアフザールは29歳。アフザールもムンバイで何年か働いていたけど、やっぱりアジュラックがやりたくて、ムンバイからお父さんに電話して、アジュラックプリントを教えて欲しい。って言ったんだって。

この仕事好き?って聞いたら、即答でうん。と。デザインを考えるのも楽しいし、新しいことにも挑戦できるし、これはアートだから。と。

なんだか胸がいっぱいになる。職人の歴史と誇り。

そんなこんなで、ついに完成!美しいーー!

これを天日干しして乾かします。

続く