答えの出ない日々
2020.04.14 09:15
得体の知れないもの、知る手がかりを「検索」だけでは得られないもの。そんなものに囲まれながら、答えは後になってわかるという説得に我慢できなくなる「心の動き」。
僕らは一気に手触りの得られない「抽象」の世界に放り込まれ、最初の一歩を踏み出すのに躊躇する日々を送っている。
「出来た!」「なんとかなる」という実感は具体的で心地よい。だがそれはもう得られないものとして一時保留する生き方が必要になってきた。
本当にうまくいくのか?という自問自答に疲れきらない「やりかた」が必要なのだ。
先人に学ぶのも良い。だが「学び」は一つだけの方法ではない。
「感じる」「考える」「とりあえず今の最善を尽くしてみる」そしてまた「感じる」。。。
このサイクルを疲れきらずに「なんとかなるっしょ!」と口走りながら続けている人がいる。
2013年、2015年の国会議事堂前のデモの時にも彼は「感じ」「考え」「行動」した。
「家から出ない」という行動から「自分が、社会が」どうなるのかを感じ、「考える」。
そして何が最善策なのかを考え、行動に移す。
そんな地味な作業を続けるために、今、彼の存在やパワーが気になるのです。
田我流(でんがりゅう)