属性
新型コロナウィルスの感染防止のために、休校となる学校が増えています。
「授業はどうなっちゃうんだろう」
「入試はどうなっちゃうんだろう」
心配の声が聞かれます。
僕たちのような勉強を教えていく仕事もオンラインによる指導が今後加速していくのではないかと思います。
今までは、当たり前に学校や塾で勉強できたことがそうじゃなくなっていく。
僕自身、当事者ではないにしても、バブル経済の崩壊、就職氷河期、大きな震災などを経験して思うのは、このような危機をきっかけに「成長できることは何か」を考えることが大切だと思っています。
ただ、僕が若かったとき、そう考えていなかった。
僕が後悔しているのは、
「時代のせいにしてしまった」
ということ。
学ぼうとしていなかった。
僕が塾の仕事をしながら子どもたちに伝えたいことは、
「ピンチや失敗を糧にできる人になる」
ということ。
そのために変えられることは何か?
を勉強を通して考えていってほしい。
さて、その上で自分の「属性」のようなものを考える。
「属性」という言葉が正しくはないかもしれませんが、自主学習で物事を学んでいく上で考えてほしいことをお伝えしたいと思います。
1つは、自分は
「自分に厳しくできる」か「自分に甘い」か。
そして、もう1つは、自分は
「理解できる」か「納得したい」か。
この2つを座標軸にしてみると
というようになっていると思います。
「理解できる」の反対は「理解できない」というよりは、「どうしてそうなるか」をわかっていない状態、つまり「納得したい」かな、と思います。
みなさんは、この座標軸のどこにいると思いますか?
人数というか分布の予想ですが、
こんな分布になるんじゃないかな、と思います。
青いゾーンにいる人が多いんじゃないでしょうか?
合格や成績アップという目標を達成するために、
この赤いゾーンを目指していく。
自分に甘い、という人は、自分に厳しくできるようにしていく。
そういう人にしてほしいことは、「読書」です。
読書をしている人は自分に厳しくできる。
僕自身、「時代のせいにしてしまった」と言っていて、今はあまりそうしなくなったのは、読書をするようになったからです。
「厳しくする」というと、ネガティブな感じがしますが、僕は「マイルールを作る」ということを決めています。
なかなか外出できないかもしれませんが、こんな本がおすすめです。
次に、「納得したい」という人。
今はYouTubeで多くのことを学べます。
最近、よく見ているのは、
「ただよび」です。
僕は英語が好きなのですが、「なんでそうなるか」はあまりよくわかっていません。
英語に「なんでそうなるか」なんてあるのか?
あります。
動画を見て、めちゃくちゃ納得しました。
自分に厳しくできて、理解できる。
休校になっていてもなっていなくても、それができる人は強い。
まずは、自分の「属性」を知り、自分がどうなりたいかを決める。
そこから得られるものが見えてきます。