兜町も変わってきたぞホテル誕生｜K5（東京都中央区）

兜町が徐々に変わり始めた。日本橋からちょっと外れた証券会社の街というイメージしかなかった。東京証券取引所も昔はここで取引をしていたのだろうが、今は何をしているのだろう。と思いながら隣の古い趣のあるビルに入る。一見ホテルというイメージはなく、レストランのエントランスの受付という感じ。建物の中は古さと新しさ・コンテンポラリーが同居しているデザイン。バスルームが赤い光だったり、天蓋付きのベッドがどーんと客室の真ん中にある妖しい感じがするものの、朝になると意外と健康的な感じのデザイン。さぁ、カーテン開けて頑張って仕事するかーという気になってくる。昼と夜とのイメージがこれだけも違うのかという驚き。ここを拠点に近くのレストランを探索しても面白そうだ。

サカキ（デザイナー）：今回一番びっくりしたのは客室の昼と夜のイメージの違いかな。

ユキ（心理学者）：そうそう、ほんとよく設計されてる。また、ベッドの後ろにデスクがあるというレイアウトがよかったね。一部屋なんだけど、オフィスエリアとリラックスエリアがちゃんと分かれているから、メリハリがあって。

サカキ：レコードというのもいいよね。

ユキ：普通の家にはレコードはないよねー。非日常で記憶に残る体験になるね。

サカキ：自分にとってはちょっと懐かしい感じかな、、、

ユキ：あと、建物は硬い感じだし、兜町というお硬い街のイメージだからこそ、ちょっと隠れ家感があって、逆に行ってみようという感じになる、ギャップ感がいい。

サカキ：目の前が証券取引所だし。ついでに株でも買おっかなと。

ユキ：株もいいけど、小腹すいたなぁー。

サカキ：はいはい、カヤバヤでおむすび買ってきます！