猫背を改善するためのストレッチ❶
こんにちは! みらい接骨院の森本です!
前回『猫背と学力や成長との関係性』をお伝えしたので、
今回は、猫背を改善するために必要なストレッチを紹介していきたいと思います!
今回行うストレッチは太ももの裏とお尻のストレッチです。
「このストレッチがなぜ必要なのか?」「猫背は肩や背中じゃないの?」
と思われるかもしれませんが、
猫背になる大きな原因は骨盤の後傾による上半身のバランス調整です。
骨盤が真っすぐ立っていれば、上半身も真っすぐになるのですが、
骨盤が後ろに傾くと上半身は前に傾いて後ろに倒れないようにバランスを取ります。
この時に、腰骨や背骨・首の骨が
本来S字から大きなカーブを描くように曲がってしまいます。
これが、背中が丸くなり、猫背になってしまう原因です。
骨盤が後傾する原因は数多くありますが、この姿勢が身に付く原因は骨盤についている筋肉のバランスが崩れていることにあります。
その中でも特に大きく影響しているものが太ももの裏とお尻の筋肉になります。
この2つの筋肉が骨盤を後ろに傾くように引っ張ってしまうため、まずはこの筋肉からしっかりストレッチする必要があります。
では、ストレッチの内容に移りましょう!
(右側のストレッチをメインにお伝えしていきます。)
椅子を使ったものと、床でできるものをお伝えしますので、
お家の環境に合っている方で行ってください。
1回のストレッチで、15~20秒ほど呼吸を止めずに行えるとより効果が出ます!
まずは、お尻のストレッチからお伝えします!
(椅子ver)
① 右足を左の膝の上に乗せます。
② 骨盤をしっかりと立てます。 この時点でお尻に張りを感じる方は、お尻の筋肉が相当固くなっています。
※骨盤が倒れているとお尻の骨(坐骨)が椅子に当たらず、お臍が上を向いてしまうため。
お尻の骨が椅子に当たっていること、お臍が前を向いていることを意識しましょう!
③ 骨盤を立てたら、股関節から身体を前に折り曲げていきます。
※この時も、骨盤が後ろに倒れないように注意し、背中や腰ではなく股関節から曲がるように意識しましょう!
④ 左脚の脛と胸ができるだけ近づくように頑張りましょう!
(床)
① 左脚を伸ばして、右足を左脚の膝の上に乗せます。
② 身体を支えるように両手を床についたまま、徐々に左脚の膝を曲げていきます。
※腰や背中が丸くなってしまわないように意識をしましょう!
③ 膝がある程度曲げられたら、最後のもう一押しに、手を付きながら上半身を起こします。
④ 左脚の脛と胸ができる限り近づくように頑張りましょう!
次は太ももの裏のストレッチです。
苦手な方が多いあの前屈で伸ばす筋肉です(笑)
もちろん、前屈でも良いのですが、お尻に近い部分から膝の裏にかけて、順番にストレッチしていきます。
(椅子ver)
① まずは、足を軽く開いて準備します。
② 膝が90°程度曲がっている状態で、右膝と胸が近づくように身体を倒していきます。
※背中が曲がると、太ももの裏が伸びなくなるので、真っすぐ倒しましょう。
③ 同様に、130°、180°位になるよう、全部で3段階くらいに分け、角度を広げながら行っていきましょう!
(床ver)
① 左脚を曲げこみ、右足を伸ばして準備します。
② 椅子の時と同様に、膝を90°程に曲げた状態からスタートします。
※椅子に座って行う時よりも、骨盤が倒れてしまいやすいため、注意が必要になります。
③ 椅子の時と同様に、3段階に分け、角度を広げながら行っていきましょう!
実際にやってみると意外に疲れることも!
運動不足の解消にもなりますし、特に子どもの柔軟性はとても大切なものなので、
家族で楽しく行うのもオススメです!!
次回は、腰・背中周りのストレッチをご紹介します!!