Hell Near Effect Board Design
、を始めるにあたってデモボードとして製作したものです。
ボードはARMOR PS-1Cの某楽器店別注カラーのオレンジ、重量は約15kg。
信号の流れはFREE THE TONE JB-21 (ジャンクション ボックス) のINPUTからFREE THE TONE ARC-53M (スイッチャー) のIN-5へ、Loop 5にはBUDDA WAH (ワウ) 。どうしてもノイズが気になることと、他のハイ受けのワウにも交換できるよう、セパレートループに。OUT-5からFREE THE TONE ARC-53MのHTS INへ。続いてループ内です。
Loop 1 : KLON KTR (オーバードライブ)
Loop 2 : VEMURAM Jan Ray (オーバードライブ)
Loop 3 : OKKO DOMINATOR (ディストーション)
Loop 4 : BOSS CE-2 (コーラス)
TUNER : tc electronic polytune 2 (チューナー)
KLON KTRは本来、直列、またはスイッチャー外に入れた方がエフェクトOFF時にバッファー効果が得られて良さそうですが、私の使用上、ほぼ常時ONで欲しい音によってGAINを調整するのでループ内に収めています。
スイッチャーのOUTからは順に、
strymon TIME LINE (ディレイ)、strymon FLINT (リバーブ & トレモロ)、tc electronic SPARK mini (ブースター)、xotic Ep-booster (ブースター)を通って、再びジャンクションボックスのOUTPUTへつながっています。strymon FAVORITE switchはFLINTのプリセット用です。
もともとxotic Ep-boosterは一番初めにつないでつまみは"0"で常時ON、イコライザー的に使用しておりましたが、スイッチャー導入にあたって最後尾に変更。これはFREE THE TONE ARC-53MのHTSサーキットを通った音色がとても好みの音だったので、xotic Ep-boosterの頭で常時ONはやめて、スタジオ、ライブハウスの環境の違いで起こるヌケの悪さの補正用にしています。
電源周り、FREE THE TONE PT-1D (パワーサプライ) 、2つのstrymonはFREE THE TONE CUBYで供給。xotic Ep-boosterにはVOLTAGE DOUBLERをかませています。PULSEならともかく、ARMORでもこの状態でフタが閉まるのでとても快適です。
配線周り、シールドにCAJ x KLOTZのPATCH、プラグはすべてswitchcraft、ハンダはKester #44を使用。以前は主にCAJ Guitar Cableで組んでおりましたが、CAJ x KLOTZが出てからは指定がない限りこちらで組ませていただいております。フラットな特性はそのままに、よりクリアでダイナミック、楽器の音がそのまま出る感じが気に入っております。
DCケーブルはFREE THE TONE CP-416DC。音質、ノイズ対策に高い効果があります。ケーブル自体は適度な硬さと柔らかさを併せもった質感で組み込み時の取り回しが抜群です。プラグ部分が頑丈でゴツいゆえにL型の場合、エフェクターのジャックの位置、シールドによってはプラグや床面に干渉することもありますが、ボード組み込み時はエフェクターをかさ上げするので、プラグにも端子にも負担がかからないように製作しています。
思った以上に長くなってしまいました。
お付き合いありがとうございました。