生徒に聞いたレスターの奇跡の秘話
サッカーのお話。
プレミアリーグでレスターというチームが優勝した。
日本人の岡崎が居るチーム。
お金もあんまりなくて、そんなに強くないのに、奇跡の優勝。133年目の初優勝。
恥ずかしながら、僕が知っているのはそのぐらいでした。
それが今日、生徒にサッカー好きの子が居て、
授業後の雑談で彼が語ってくれた話があんまり良すぎて、
約束通りブログに書いています。
あえて何も調べずに書いているので、
その子の話が本当かどうかもわかりませんが、
あえて、そのまま書きます。
サッカー事情通の皆様、実際違ったらすみません。
温かく見守りください。
お金もない。勝てない。
そんなチーム、レスターは存続の危機にあった。
「今年めざましい成果がなければ、チームは消滅」
そんな瀬戸際で、選手たちは考えた。勝つために何をすべきか。
お金も、能力に秀でた選手も、優れた戦術もない。
その中で出来ることは、ただ一つ。たった一つ。
一生懸命にやることだった。
キャプテンの選手(名前は忘れた)は言った。
「俺達は他のチームから見れば格下だ。守備に全力を注ごう」
攻めの選手も、守りの選手も、関係なく走った。
一人抜かれても、二人で守る。二人抜かれたら、三人で守る。
ただでは抜かれない。少しでも相手のスピードを落とすことで、
トップレベルの選手や、素晴らしい作戦がなくても、守れる。
攻撃はカウンター。
好機と見るや、走った。とにかく走った。
レスターが勝った試合で、5−0や3−0のような圧勝はほとんどない。
2−1や1−0など、タフな試合ばかりだ。
DFはもちろん、MFもFWも関係なく、点をやらないことに力を注いだ。
そして、カウンターの攻撃で絶対に点を取ることに集中した。
足りないものばかりだった。
相手はいつも強かった。
潰れそうなチームで、
自分たちは弱かった。
だけど、それでも応援してくれるファンは居て、
どうにかしたかった。
だから、出来ることをただひたすら、
一生懸命にやった。
それを続けた。ヘトヘトになりながら、ボロボロになりながら、
意地を張った。意地を張り続けた。
そして、
優勝した。
奇跡を起こした。
さっきまで目の前で因数分解に苦戦していた彼の語りは、
予想外に感動的で、ちょっとぐっときてしまいました。
「岡崎のいるレスターってチームが優勝したらしい」だった僕の興味が、
大きくふくらんだ瞬間でした。これから調べてみるね。
それにしても驚いた。
レスターの優勝ももちろんだけど、
ストーリーが持つ人を変えさせる力と、
それを語る目の前の彼の堂々とした姿に。
なんだか勝手に喜びと嬉しさを感じて、
今日はとっても寝つきが良さそうです。
奇跡なんて大げさなものではないけれど、
僕にとってそれは奇跡のような衝撃で、
レスターさまさまです。
調べてみてそれがたとえ違っても、
僕の頭の中では彼の語り再生で忘れずにいようと思います。
本日もHOMEにお越し頂いてありがとうございます。
チャンピオンズリーグについても語ってたから、見たくなったな。