news by 人体力学 ImotoSeitai

宿題について、井本先生からのお話

2020.04.17 06:44

先日はみなさまから、たくさんの宿題の回答、ありがとうございました!

みなさんの回答を読まれた井本先生から、次のお話をいただきました。

『この度のようなものが、なぜこういう時に出てきたのか。

まず、静かに読んでみたら良い。


我々は感受性から、体の働きを読む。

コロナウイルスに罹患した人は、匂いや味がしないという特徴が、

あるときに発表された。


匂いがしない、味がしないというのは、胃袋の系統である。

おいしいというのは、体に要求があるということ。

匂いがしない、味がしないというのは、食べたらいけない、

食べられないように体が防御している。

体からそういうメッセージが出ているということ。

風邪をひいた時も匂いがしないし、たとえば生殖器が弱い人も、臭覚が弱い。


もし、ウイルスでも、なったらどうするのか。

まず、自分でできることは何か。

インフルエンザなどでも同じである。

まず、ウイルスを自分の体の力で消毒してみる。


働きを高めるのに一番強力なのは、空腹のときである。

空腹のときは要求が高まるから、力を万全に発揮できる。

それは、相撲を取っての力くらべとは違う。

体が壊れたものを回復させようとする力が、

生き物には備わっている。

自分で回復させようとする力、こういうものが大事なのです。

とかく世の中の人は、相撲取りの力くらべのようなことを思うけれど、

壊れたものを回復させようとする、目に見えない力の方が大事なのです。


今日も、20代の若い女性が陽性を告げられて、

もう死んでしまうかもしれない、これで終わりだと観念したときに、

それなら、この状況をみんなに知らせておこうと思ったと

テレビの前で本心を語っていました。

今まで隠れていた、そういう心が湧き出たのでしょう。


一般の人でも、好きとか嫌いとか、

評論家のようなことを言っているけれども、

いざ自分が陽性となると、心がゼロになる。

言うことが、純粋な言葉に変化する。

なぜかというと、本当の心があらわれるからです。

本当の心というのは、いつの時もきれいなのです。飾らなくていい。

そういう純粋であるべき心を、私はみなに求めるのです。


いざ死を前にすると、一番好きな食べ物の味がふと舌に浮かんできたり

一番会いたい人の顔が浮かんだりする。

普段から、そういう素直な心で生活することができたら

心はいつも平和でしょう。

健康的な心は平和です。』