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国試塾ネクストステージ

午前30問

2020.04.19 08:13

 胸腰仙椎装具で正しいのはどれか。

1. 後方支柱は棘突起の直上に位置させる。

2. 骨盤帯の位置は大転子と腸骨稜の間である。

3. 側方支柱は骨盤帯と肩甲骨バンドを結合する。

4. 胸椎バンドの位置は肩甲骨の下1/3の高さである。

5. 腹部前当ての上縁の位置は剣状突起の高さである。

解答: 2






解説

1.後方支柱は棘突起の直上に位置させる。

 棘突起を圧迫しないように、棘突起の両側に5㎝の間隔をあけて、骨盤帯からバンドまで垂直に立てる。

 胸腰仙椎支柱の時は肩甲骨棘の外側の高さまでとする。

3.側方支柱は骨盤帯と肩甲骨バンドを結合する。

 腋窩中央と大転子中央を結ぶ線上にあり、骨盤帯と胸椎バンドを連結する。

4.胸椎バンドの位置は肩甲骨の下1/3の高さである。

 胸椎バンドは第9~10胸椎の位置、肩甲骨の下角より2~3㎝下方に取り付けられる。

 肩甲骨バンドは、肩甲骨の下1/3の位置で腋窩の後方縁から約5㎝内側までの長さに取り付ける。

5.腹部前当ての上縁の位置は剣状突起の高さである。

 下縁は恥骨上縁より約1㎝上、上縁は剣状突起下方1横指とする。