街は砂糖になって/sugar について
歌詞
気が早い街灯の明かりが
この街を染めだしたんだ
何回も君を待ったこの場所で
待ち合わせしよう
影法師が夜に溶け込んだ
好き嫌い花占いも
好きが出るまで続けちゃって
この街は砂糖になって 今から灰になって
紅茶の中へ溶けていく
今更何になって 二人不幸になって
手紙に書いた物語なんて無いの
砂糖になって もうじき夜になって
紅茶の中へ溶けて逝く
からだは自由になって そのまま宙に浮いて
甘い甘い夢の中へ私を連れて行ってよ
何もない退屈な世界が
なくなってしまったなら
そんなことを思いながらまた夜を待って
鼻歌を歌って また泣いて
ただ死んで 悲しんで
もう終わっていくんだ
手紙を書いた 名前もないのに
たった二文字が書けないまま
溢れ出した思いを
あの海に投げ捨てるみたいに
この街は砂糖になって 今から灰になって
紅茶の中へ溶けていく
今更愛だなんて バカな歌を歌って
誰もいないこの街を歩いて
淋しがるなんてのもつまんないから
灰になって 橙の夕を縫って
街路の底へ溜まっていく
もっと掻き混ぜて そっと目を閉じて
生温い現実の中へ
淡く溶け込んで
さあこの瓶に花を詰め込んで
ただ笑って火を点けよう
灰になる前に最後の言葉を
このまま私は砂糖になって
今から灰になって
紅茶の中へ溶けていく
全部手遅れだって きっと不幸になって
あの日描いた夢も消してしまえよ
いつか愛したモノも全部
灰に変わり 君に何も言えないままで
溶ける 溶ける I love you
さよならを
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この曲について
街は砂糖になって/sugarは既存曲『インナーカラー 』『告白』『未明死す/mimesis』に続くシリーズの一部になる曲であり、『花炎瓶』という曲の中で語られたストーリーの一部を継承したものでもあります。なのでDメロの部分はそこのモチーフを踏襲した作りになっています。
この曲は主人公の諦観とそれに矛盾する未練が軸になって歌われています。
暮れなずむ街を独り、鼻歌を歌いながら歩く少女。
「街は砂糖になり、紅茶の中に溶けていく」
このフレーズを聴いてくださった方はどのように捉えるでしょうか。どんな情景を思い浮かべるでしょうか。
物語はまだ続きます。
是非続けて聴いていただけると嬉しいです。