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街は砂糖になって/sugar について

2020.04.19 08:18

歌詞


気が早い街灯の明かりが

この街を染めだしたんだ

何回も君を待ったこの場所で

待ち合わせしよう

影法師が夜に溶け込んだ

好き嫌い花占いも

好きが出るまで続けちゃって


この街は砂糖になって 今から灰になって

紅茶の中へ溶けていく

今更何になって 二人不幸になって

手紙に書いた物語なんて無いの

砂糖になって もうじき夜になって

紅茶の中へ溶けて逝く

からだは自由になって そのまま宙に浮いて

甘い甘い夢の中へ私を連れて行ってよ


何もない退屈な世界が

なくなってしまったなら

そんなことを思いながらまた夜を待って

鼻歌を歌って また泣いて

ただ死んで 悲しんで

もう終わっていくんだ

手紙を書いた 名前もないのに

たった二文字が書けないまま

溢れ出した思いを

あの海に投げ捨てるみたいに


この街は砂糖になって 今から灰になって

紅茶の中へ溶けていく

今更愛だなんて バカな歌を歌って

誰もいないこの街を歩いて

淋しがるなんてのもつまんないから

灰になって 橙の夕を縫って

街路の底へ溜まっていく

もっと掻き混ぜて そっと目を閉じて

生温い現実の中へ

淡く溶け込んで


さあこの瓶に花を詰め込んで

ただ笑って火を点けよう

灰になる前に最後の言葉を


このまま私は砂糖になって 

今から灰になって

紅茶の中へ溶けていく

全部手遅れだって きっと不幸になって

あの日描いた夢も消してしまえよ


いつか愛したモノも全部

灰に変わり 君に何も言えないままで

溶ける 溶ける I love you

さよならを

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この曲について


街は砂糖になって/sugarは既存曲『インナーカラー 』『告白』『未明死す/mimesis』に続くシリーズの一部になる曲であり、『花炎瓶』という曲の中で語られたストーリーの一部を継承したものでもあります。なのでDメロの部分はそこのモチーフを踏襲した作りになっています。


この曲は主人公の諦観とそれに矛盾する未練が軸になって歌われています。

暮れなずむ街を独り、鼻歌を歌いながら歩く少女。

「街は砂糖になり、紅茶の中に溶けていく」

このフレーズを聴いてくださった方はどのように捉えるでしょうか。どんな情景を思い浮かべるでしょうか。

物語はまだ続きます。

是非続けて聴いていただけると嬉しいです。