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原油価格 とても安くなっている

2020.04.20 01:37

ここでは、日々の世界の経済に関するニュースや指標で、特に気になったことについて発信しております。

経済に関心を持つきっかけになれば幸いです。


原油価格が急落している


まず、以下のデータをご覧ください。

簡単に説明しますと、


現在、1バレル(約160リットル)が23ドル(約2500円)という価格になっております。


しかし、ちょっと前までは1バレルが80ドル(約8500円)くらいでした。


とても安くなってますよね。


さて、

・なぜ安くなっているのでしょう?

・安くなることで私たちにはどんなメリットがあるでしょうか?

・逆にデメリットはなんでしょうか?





ちなみに


私たちがガソリンスタンドでレギュラーガソリンをいれるとリッター130円ぐらいですよね。


↑で見た現在の原油価格を参考にすると、リッター15円くらいです。


ということは、商社は外国から、リッター15円で買ってきて、国内でリッター130円で売っているということです。


※もちろん原油を軽油、レギュラーガソリン、ハイオク、灯油などなどに分ける処理を加えたり、運ぶための送料、管理料が発生するので、単純に15円で買ったものを130円で売っているわけではありません。いろいろな経費が発生するのでそこを考えなければなりません。



なぜ安くなっているのでしょうか?


この問題を理解するにはアメリカ、ロシア、サウジアラビアを中心として中東の石油産出国の背景を理解する必要があります。



しかし、ざっくりいうと、

「アメリカ、ロシア、サウジアラビアの産油国が価格競争しているから」



そもそも、どうして、安くなるかといえば、石油をたくさん作りすぎるせいです。

(作るというより、掘り起こす?くみ上げる?という表現のほうが分かりやすいでしょうか。)



作りすぎると、在庫がたくさんあるので、石油の価格は安くなっていきます。では、なぜ、そんなにたくさん必要以上にたくさん作ってしまったのでしょうか?



それは、どこの国も自国の石油を外国に売ってお金儲けをしたいからです。



実は、2020年3月までは、各国が安くなりすぎる困るよね💦ということで、作りすぎないような取り決めがされていました。その取り決めの効力が、2020年3月で終わってしまったため、各国が自国の利益のために増産がすすみ、結果として、原油価格が下落しました。





安くなることでの私たちのメリットは?

▪️ガソリン代が安くなることです。

少し時間差が必要ですが、あと数ヶ月後にはリッター100円を切ることもあるのではないでしょうか?


▪️輸送費が安くなることでものが安くなる。


▪️現在は、原油から洋服やプラスチック製品など様々なものがつくられていますので、そうした商品が安くなる。


などなど、原油価格が安くなることで、モノの価格が安くなるというメリットが考えられます。



逆にデメリットは?

なかなかデメリットまで考えることは難しいかもしれませんが、このデメリットを考えることが重要です。


▪️産油国が、安く売りすぎることで、財政不安を起こし、それが原因で原油を供給がとまってしまう可能性がある。


こんなことがあれば、私たちの生活で石油が使えなくなってしまいます。また、このような事態がおこれば、石油価格は今の何十倍になる可能性もあります。



▪️原油価格と、世界経済は相関関係にあるとされ、原油価格が下がりすぎると、世界経済にとって良くない。



などなど、このようなデメリットが考えられます。

何か、違和感や疑問を感じませんでしたか?


そもそも、原油価格が、安いとか、高いとかの基準って何!?


別に、産油国が安売りしてくれるなら、それで良くない?


このような疑問がわいてこないでしょうか。


一つの回答としては、原油を作るコストが原油の最低価格と言えるかと思います。例えば、原油1バレルを作るコストが20ドルだった場合、20ドル以下の価格で売った場合、その会社や国は潰れてしまいます。


このコストが、サウジアラビア80ドル、ロシア40ドルと言われています。ただし、これは企業努力によってもっと下げられるとは思いますが。ちなみにアメリカはシェールガスがメインなので、コストは80ドル以上です。


そうしたことを考えると、今の原油価格は安すぎると言えるのではないでしょうか?



まとめ


原油価格が安くなることで、ガソリン代や生活必需品が安くなるというメリットが考えられます。

しかし、世界経済という視点で考えると、デメリットの側面も見えてきます。