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将来どうなりたいですか?5年後10年後のイメージ!面接でよく聞かれる難しい質問の答え方

2022.07.08 11:10

5年後10年後にどんな人になっていたいですか?

どのようなキャリアを歩みたいですか?

この会社でどうなっていたいですか?

将来こうなりたいという目標はありますか?


面接でそのようや質問をされる機会は多いですよね。


そんなものは入社してからじゃないとわからない

と実際に思う人が多いでしょうが

聞かれたからには答えを用意しないといけません。


聞かれるということは「聞かれる理由」があります。


新卒採用にせよ中途採用にせよ

入社してもらうからには長期的に活躍をして欲しい

と考える企業がほとんどです。


今でこそ短い期間でも特定の分野で結果を残して貢献をしてくれることを期待して、ステップアップを容認する環境もありますが

採用コストや研修コストは即戦力を除き将来的な活躍によって見込める利益への投資です。


大前提、自分自身が本当にやりたい本音の部分と

面接に通過するための対策として建前の部分は存在しますし

本音と建前がイコールであれば最高の条件だとも言えます。


自分の描いたキャリア地図に対して

応募をしている環境での経歴が必須になるとしたら

まず優先すべきは「入社すること」です。


例えば

営業職の仕事に応募したのに将来的には本社の事務職で活躍したいと答えた場合に

「将来的には本社で事務系の仕事をしたいです!」

と言われた面接官が営業部の上役であったら

会社全体を考えると有益な話かもしれませんが

まずは自分の管理をしている部署を普通は優先します。


営業が必要で募集をしている状況で

第一条件として「営業として長く活躍してほしい」という期待を持って面接に臨んでいますので

それが実現しないとなると他に「営業をずっとやりたい」と考えている人をどうしても採用する可能性は高くなります。


将来的に改めて補充をしなければいけなくなることが見えているからです。


ただ、やりたいという気持ちだけを伝えてしまうとそうなりますが

事務職に将来なれた時に会社にもたらすメリットが具体的に説明が出来るのであれば

長い目で見た戦略としてポジティブに進む可能性も出てきます。

加えて、会社全体を見ているのか?部門を見ているのか?チームを見ているのか?面接官の立場から伝えるべきがどうかを判断して、伝え方も考えなければいけません。


どのような形であれ

入社後に求められるのは応募をして採用をされた職種での数字であって

その実績があるからこそキャリアを実現させるチャンスを得ることが出来ます。


いきなり「最終的に別のポジションになるからどうでもいいや」と目の前のミッションをこなさないと結局何も形にならずに採用した側も就職した側も良い採用活動だったと言えなくなってしまいます。


入社したらどうにでもなる!ということはほとんどなくて、別記事でご紹介しましたが実績が出来てから主張も通るようになりますので

この時点で我が道を進んでしまい「採用しなければよかった」と思われてしまうと

それこそ本当にやりたいことの実現なんて出来ません。


事務職の募集に対して希望が営業や他の職種である場合も同様です。


あとは企業の体質などは外からでは全く見れませんが

中途採用は新卒と比べると応募段階で求める仕事内容がピンポイントなので

(極端に言えばそのスキルを持った人・出来るだろう人がいなくて困っているから採用をするので、当てはまらない人を採用はしません)


職種にコミットして入社することになり

長期的にその職種を突き詰めて欲しいと考えています。


そういった条件にも関わらず

「色々な職種に挑戦してみたい」「三年後には別の場所で働いてスキルアップを目指したい」などの一見とても前向きな回答をしても

突き詰めたいという他の応募者を優先されてしまいます。

長くこの仕事をしてくれないと思われてしまうので全く前向きに捉えていません。


わかりやすく言えば

営業職の募集に応募をして3年後に経理の仕事をしたいと言った場合に

その採用活動は3年後に経理で活躍をする人材を採用するため行われているわけではない

と言うことです。

採用予算をその部署で担っているとしたら尚更です。部署の予算を他部署の人材には使いません。


今現在は募集をしてない仕事に対する興味もしかりです。


興味を持つことややってみたいことが多いのは本当はとても良いことで

求めている条件が異なっているだけです。


様々な社内のポジションを経験したいという人がウエルカムな会社もあれば

そこまで調べて考えているということを評価する会社もあります。


しかし、「色々な仕事をやってみたい」などの抽象的な内容であったり、その場しのぎの回答をしてしまい「何故?」が抜けてしまうと本心ではないと

中身が無くとても中途半端になってしまいます。


「本当はなにがやりたいんだろう?」と面接官を不安に思われせてしまい

採用していいのか?と決断を下せなくなってしまいます。

不安を拭うことも面接の目的の一つです。


※書類が通ると言うことは本当かどうかの確認ですので、この一つ前のステップとして書類選考の通過が必要になります。


もちろん、企業の環境や体質に合っているかを見極めるために使われる質問でもあって

見極めるポイントとしては


■現実的な部分

・募集している仕事と認識の相違がないか

・入社したとして目指して欲しいレベルに辿り着けるか

・入社意欲は本気か(調べていたりイメージをしてないと納得いく内容にならない)

・長く勤務をしてくれるか(将来の独立を応援したり一時的に活躍してくれれば良いという会社を除く)


■思考性の部分

・地に足をつけている人か

・自分で目標を持てる人か

・大きな目標に向かって自分で努力している人か


など、それぞれの会社が求める条件とマッチしているかを見分け易い内容でもあるんです。

実際に活躍している人材に共通している思考性などで企業により変わります。


与えた仕事を的確に指示通りにやってくれるのか?

自分の考えで行動をして結果を出せるか?

仕事や職場によって求めるマインドも違いますよね。


色々な考え方が出来る人を増やすことで会社を成長させるための起爆剤にするというやり方もあれば

同じような考え方の人を集めて仕事の平均値を上げて確実に使っていくという会社もあって

全く違う条件や思考性ですと、目線を合わせて仕事をすることが難しいですし

何より、本人にとってもとてもやり辛い環境となってしまいます。


どんどん新しいアイデアを出して欲しい職場もあるでしょう。

言われた通りにだけ仕事をやってほしい職場もあります。


どんどんアイデアを出しながら働きたい人もいます。

言われた通りにだけ仕事をしたい人もいます。


これが逆だったら、おそらく働き辛いですよね。

そういった意味でしっかりマッチングをさせるためにも面接の質問があります。


不採用になったとしてもそれらの理由から

自分の考え方や仕事の思考性などが応募した会社と合わなかったとわかったと言うことなだけで

だから「縁」と言われるんです。


そんなことを言ってもどうしても名指しで入社をしたい会社があって

自分のキャリアのステップとして必要である場合は

上記にあるように「まずは入社する」必要があります。


今時点だとやり辛いとしても

思考も変わり環境に適応できるのが人の強みですので

大きな努力は必要ですが挑戦することも一つの選択です。


そうなると今の自分自身をありのまま伝えても上手く行かないのは先ほどの説明の通りなので

質問の意図や採用で今回求める条件、働くマインドなど

自分では調べられない部分は転職エージェントを活用して準備をすると良いです。


情報は大きな武器になります。

ただ、活かせないとあまり意味はありません。

活かせる情報を選んだり、そういった情報を得る手段があるかないかでも精度は変わってきます。


今回は実際に面接で聞かれる質問で困ってしまう内容について、質問の目的と対策をご紹介しました。


現在、主流のweb面接では物理的な対面ではない分、発言の内容に対する評価が今まで以上にシビアです。人柄による多少の緩和に期待が出来ません。


ドアを開けての第一印象という面接の開始ではなくて、接続をして同時に顔が映るという状況は思っている以上の変化をもたらします。


もちろんそこからの第一印象もありますが

従来の第一印象が良くてスムーズに進むという流れではなくて、全体的に内容で判断をせざるを得ないとも言えますので

しっかりと準備をして臨んでください。