あいくる "AICL" ~国際交流を始めよう!!~

【小話:オーストラリアのコロナ事情(1)】

2020.04.21 07:47

前回のお話のつづきは後日。

ということで、本日はオーストラリア在住のスタッフ、Ayanaの現地レポートをお送りします。

とりあえず、今回と次回の連載です。


わたしがオーストラリアで体験したコロナとそれを取り巻くいろいろについて、少し書いてみようと思います。(これは感染が急速に拡大した東海岸ではなく、西海岸です。)


日本で感染拡大が叫ばれ始めた3月上旬、首相から御触れが出ました。

海外から来た豪州人は2週間、クリスマスアイランド(本土から1番遠い小島)に隔離される。

特定の国からの入国は14日以上あけないと認めない。


もともと検疫の厳しい国は、対応がスピーディだなと驚きました。

後で知ったのですが、豪州の医師団が、感染爆発に豪州の医療機関は耐えられないと政府に要請したそうです。早い。


この頃から、トイレットペーパーが品薄状態になり

何故かファンタやコーラも売り切れていました。(必需品なんでしょうか笑


3/15

海外から到着する者に対し14日間の自己隔離がいいわたされました。


3/17

世界の新型コロナウイルス問題は100年に1度の問題であり,今後6ヶ月以上継続する前提で,幅広く実施可能かつ持続可能な措置をとる必要がある、として、

豪州人は国から出るべからず。

100人以上の集会は禁止。

と、首相が宣言しました。

(豪州は、第二次世界大戦でもほぼ侵略されなかった国です。あまり日本では知られていませんが、豪州が国となった後に唯一上陸して侵略したのは日本でした。)


保存出来る食料がほぼスーパーから消えました。

パスタ・カップ麺・お肉・インスタント食品・小麦粉等々…


このころ、感染者数は累計で1000にも及んでいないのに、政府の英断。

6ヶ月、と期間が示されていたからか、

オーストラリアではイギリスのニュースがどんどん入ってくるからか、

現地の方々の危機意識はすごく高く、学校はあいていても子供を行かせない親御さんもぼちぼちおられたそうです。


風邪では無い用事で病院に行って、渡航歴を何回も確認された挙句、1.5m先からこわごわ診察された時は、流石に少し悲しかったですが。苦笑

(最後はすごい警戒・消毒しながらも近寄って患部を診てくれました)


ちらほらと、オーストラリアに来て初めて、自分がアジア人であることを意識するような出来事が何回かありました。

(写真…スーパーの陳列棚。からっぽです。)