リーダーの資質
これほどにリーダーの資質が問われる時代はないと思っています。
また、その実態が如実に表れていることも事実ですし、私たちもヤジを飛ばすだけではなく何かを学び取る必要がある気がしています。
反面教師からは何かを学ばなければ高い授業料(税金)を払っているわけですから損ですよね。
私は、得られる情報や経験は得たいと考えます。
今回の一連の流れの中で非常に注目すべきポイントは精度とスピードの高次元での両立だった気がしています。
判断を急げば、当然100%ではない状態で案を通すことになり危険です。
しかし、政策が後手に回ることで今現在の日本の置かれている状況に辿り着くわけです。
前者は、言うまでもなく認可が下りていない薬を投与して良いという訳ではありません。
さて。
どちらが正解だったのでしょうか。
数学のグラフで例えるならば、二次曲線が交わるポイントを見極めて、
80%の正当性の政策をスピーディーに実行した結果 収束するタイミングと、100%に近い形を追い求めて実行した遅い政策とでは、どちらが先に収束に辿り着くかを短期間ではじき出すことが重要な局面でした。
これは終わってみての結果論として、選ばなかった道を羨ましがり、選んだ道を後悔するという現象はつきものですが、何れにせよ重要なことは 正当性の議論よりも国民の一致団結のほうが遥かに流血が少なく済むということを学ぶ機会だったと私は捉えています。
一致団結とは、①店を休業にする、②会社も休業にする、③保育園や幼稚園も休園にするというように、足並みをそろえる政策が必要で、一ヵ所に ばんそうこうを貼る作業は もぐらたたきも良い所、これでは永遠に収束しません。
独裁はいけませんが、半ば強制的に決められる政策が、イッソノコト早く決まり、その法案に対し一致団結することで国民は必ずや力を発揮するはずです。
国民は不可抗力であり、出された案を実行し、出されたものを食べるしかないのです。
ここで整理しておきたいのは、政治を語ることが目的ではなく、皆さんが置かれている状況や日ごろの社会生活において、頭の片隅に置いておいて欲しいことがあり、ブログを書かせて頂いております。
それは、 政策(立案)の正当性は、実行数の比率増(賛成派・賛同者を多く得る)という偉大な力を前にしては大きな意味をなさず、むしろ意思と意志を揃えて迅速に対応することで、その案の正当性は仮に甘く浅はかであったとしても、意思が揃えば、息が合えば大抵の事態に対応できる計り知れないパワーを生み出す ということです。
時を戻そう!(ペコパ風)
それができるのであれば、クルーズ船の到着時からやり直したいですよね。
ですが、ダイヤモンドプリンセス号だけの話ではなく、過去の意思決定はもうやり直すことができません。
あの日、あの時、あの場所で、後悔のない発言、後悔のない選択をしていたのか。
コロナから大いに学びましょう。
政治への不満ではなく、リーダーとチームについて考える時間でした。