不思議な出来事【7】~連鎖5~
今年のお正月このオウンドにブログを引っ越してきた
引っ越した一番大きな理由は
FC2時代毎日のように訪問履歴を残していくある種のブログの存在だった
“ある種”とはズバリ【スピリチュアル】系の人達のブログだ
それらいくつかのブログが毎日のように訪問履歴を残し
わたしは憤慨していた
なぜならわたしはその実態の分からない【スピリチュアル】というジャンルを
忌み嫌っていたからだ
そこにはどうしても実体の無い胡散臭さと金儲けの臭いがプンプンする
わたしはそれらをわけの分からない怪しい民間療法や
効くかどうかも分からない病人を狙った怪しいサプリメントと同様
心底忌み嫌っていた
ブログに残される訪問履歴さえ忌み嫌った
引越し先は“訪問履歴”を残す事が出来ないサイトと決めていた
そしてアメブロは管理人側が履歴を残せないように設定出来る事や
オウンドというホームページを開設出来る事を知り
引越し先をアメブロに決めた
そしてオウンドを開設しオウンド内のカテゴリ登録を行った
そこで登録したカテゴリに
またわたしの嫌いな【スピリチュアル】系と思われるそのブログを目にした
忌み嫌うそれらのブログをわたしが訪問するはずは無く
現在までたったの1度も見に行く事は無かった
【ツインソウル】
その言葉の意味するものはもちろん
その言葉さえオウンドに来て初めて目にした
そのブログが何故か今になって気になった
グーグル検索したがそのブログは見つけられなかった
けれど他のブログに行き着きその言葉の意味を初めて知る事になった
そしてわたしは衝撃を受けた
今までの不可思議な出来事をわたしは全て理解した
全ての出来事が一瞬にしてわたしの腑に落ちた
その時のわたしは“衝撃”という言葉以外表現のしようが無いくらいの
強い強い衝撃だった半面、やっぱりそうだったんだという思いがあった
なぜならわたしは今の今までこの言葉も知らず
意味も分からず生きてきたけれど
若旦那君との関係は今までのわたしの経験を踏まえても
過去に知り合った男性達と彼は全く異質だからだ
その事は知り合って間もない段階からわたしは感じており
ずいぶん年の差があるにもかかわらず
わたしは安心して彼に全てを委ねる事が出来た
そして彼は全ての不安や悲しみをわたしから取り去ってくれた
いつも彼からはまるで母親のように優しい無償の愛を感じた
何時間でも何日でもずっと一緒に居られる事も不思議だった
一番不思議だったのは自分の産んだ子より
若旦那君を身近に感じてしまう事だった
今までわたしは我が子より身近に感じる他人に会った事が無い
その事がわたしは一番不可思議だった
度々若旦那君にもその不思議な感覚を伝えていた
こんなに相性が合う気の合う異性に今まで会った事ないよ・・・と。
若旦那君がわたしから離れていかなかった事も不思議だった
好きな人が出来たらいつでも別れていいからねと
わたしは当時彼に言い続けていた
わたしにありあまる財産があったり社会的な肩書きがあったり
彼がヒモのような存在であればわたしから離れない理由はあきらかだが
彼にとってはむしろわたしの方がお荷物だったからだ
なぜわたしと一緒に居るのか理由を聞くと彼はいつもこう言った
チョコミントさんに出逢って俺は覚醒した
やっと人間になれた・・・いや、神になった・・・
それまでの俺はどうしようもないダメ人間だった・・・
俺はチョコミントさんに逢うために生きていたと感じる
チョコミントさんに深い愛情を感じる
まともな人間になれた恩返しがしたい
普段は無口で寡黙な若旦那君がこの話になると
淡々と情熱的な話をするのがずっと不思議だった
わたしに出逢って脳が覚醒して神になっただなんて
いったいこの人は何を言っているんだろう・・?
ただただ今起きている現状が不思議で仕方なかった
だからわたしは【ツインソウル】という言葉の意味を理解した時
今までの全ての事があっさり腑に落ちてしまったのだ
多分わたし達はそうなんだと確信した
若旦那君もわたしと同様に【スピリチュアル】が大嫌いだけれど
若旦那君が帰ったらこの事を報告しよう・・・
その日はそう思って彼の帰りを待った。