ランチタイムに何を考えるか?
経営を学ぶ方法を教えてください!
ヤル気がある獣医師や総合職のスタッフ、
創業間もない若手の経営者から聞かれることがある。
経営〇〇塾がおすすめだ!
創業△△塾は行政が運営しているので安い!
シェアオフィスは支援があるし仲間が作れる!
経営コンサルは必須だ!
みなさんいろいろな情報があるので迷うと思う。
ただ、私はそういった類のどれもおすすめしていない。
自分の部下や後輩たちから聞かれたとき、
本気で教えるときにだけ伝えること。
それは、
① 圧倒的な情報のインプットで経営者としての知的枠組みを広げること。
② リバースエンジニアリング(Reverse engineering)を活用すること。
この2つだ。
①の圧倒的なインプットは、言うまでもない。
ネットでも雑誌でも先輩経営者からでも何でもいい。
とにかくベースの知識量が重要。
自分の専門分野ではなく、経営に関しての専門知識をとにかくできる限り増やす。
それが必ず役に立つ時が来る。
②のリバースエンジニアリング(Reverse engineering)。
本来の意味は、
競争相手の製品を購入し、分解して、各パーツの隅々まで研究・分析し、
そこから製造方法や動作原理、設計方法などを学ぶこと。
要するに、
真似やコピーをすることの上品な呼び方だ。
これをビジネスに応用してみる。
・ランチでお店に行ったとき
・他社のリリース記事を見たとき
・テレビで紹介された会社を見たとき
・散歩で街を歩いているとき
この時間にスマホをいじるのではなく、
経営のトレーニングの時間に充てる。
目に入ったビジネスをすべてバラバラに分解して分析してみる。
そして再びゼロから組み立てをして完成させる。
よし、元の形より良くなった。
この流れを、イメージの中で行ってみる。
日常的に目に入ったすべてのビジネス、事業、お店。
すべてに対してこのリバースエンジニアリングを繰り返していると、
経営の力はすぐにつく。
イメージの中で組み立てられないものは
実際に事業として作ることはできない。
日常生活を意識もって過ごすこと。
これが最高の経営のレッスンだ。