敵か味方か

　教会学校がお休みになって約2週間…短いようで長い…。子どもたちが元気であることを祈るばかりです。

　教会学校では毎週「書き方ノート」をします。4歳の息子も字に興味を持ち始め、少しずつ書けるようになってきました。最近は、「き」と「て」と「来」（小学生以上）という字を書きました。最後に、聖書の簡単な穴埋めにチャレンジします。

　「かみは□□、あなたたちをすくわれる」（イザヤ35:4）。□□には、「き（来）」と「て」が入ります。「神は来て、あなたたちを救われる」です。ところが、息子の書いたのを見て、ビックリしました！「て」と「き」になっていたのです。「かみはてき…」、神は敵？！…意味が全く逆になってしまいます。慌てて書き直しました。

　ところで、神さまは私たちの味方なのでしょうか？それとも、敵なのでしょうか？新型コロナウイルスの感染が拡大し、大勢の人々が亡くなっている現実…世界で起こる悪い出来事だけを見るならば、神さまは味方ではなく、敵であるかのように感じてしまいます。しかし、神さまは敵ではありません。

旧約聖書　詩編　56:10（新共同訳）

56:10 神を呼べば、敵は必ず退き、神はわたしの味方だとわたしは悟るでしょう。

新約聖書　ローマの信徒への手紙　8:31-32（新共同訳）

8:31 では、これらのことについて何と言ったらよいだろうか。もし神がわたしたちの味方であるならば、だれがわたしたちに敵対できますか。

8:32 わたしたちすべてのために、その御子をさえ惜しまず死に渡された方は、御子と一緒にすべてのものをわたしたちに賜らないはずがありましょうか。

　神さまは私たちの味方です。もし神さまが敵であったならば、もうとっくにこの世界は滅んでしまったでしょう。しかし、神さまが味方であるならば、誰も敵対できない…無敵です！イエスさまは死から復活して、そのことを明らかにしてくださいました。

新約聖書　ヨハネによる福音書16:33（新共同訳）

16:33 これらのことを話したのは、あなたがたがわたしによって平和を得るためである。あなたがたには世で苦難がある。しかし、勇気を出しなさい。わたしは既に世に勝っている。

　神さまは敵ではなく、味方として来てくださいます。イエスはもう来てくださいました。新型コロナウイルスによる世界規模の危機から日常の小さな問題に至るまで、すべてのことを神さまに依り頼んで乗り越えていきましょう！勝利を与えていただきましょう！God bless you!