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玄関の段差で転ばないために出来ること

2020.04.22 21:00

こんにちは。住まいのおせっかい家です。


日本の家なら、ほとんどの家が玄関ドアの前に段差があります。


建築基準法で地面からの高さをとるように決まっているからですね。

道路から階段で2〜3段くらいはあがってます。



段差のあるところは、ケガしやすくなります。

家の中での事故は多いんですよ。

家を1歩出てすぐの、玄関の階段も要注意ですね。



ケガしにくいポイント


玄関ポーチの広さ

玄関ドアって開きますよね。

今は引き戸の家はそんなに多くないです。

そして、玄関のドアは日本では通常外に向かって開きます。


だから、ドアが開いた時によけるスペースが必要なんです。よける部分に段差があったら、玄関ドアを開けた時に踏み外してしまいます。


ポーチの広さが確保できない場合は、引き戸も検討してみてください。

風であおられて、急に勢いよく閉まってしまうなんてこともないですよ。



段差の高さ

階段の段差の高さにも気をつける必要があります。

家の中よりも、外の階段は段差が低めの方が安全です。だからと言って低すぎる階段は身体があれって感じになりますね。

高さ18〜16cmくらいを目安にしてください。


それに加えて靴がのる水平の"踏面"(ふみづら)と呼ばれる部分が、25cm以上とれていると理想的です。靴がはみ出してしまうほど狭いのは危険なのは想像つきますよね。


階段の材質

外階段は、通常タイル貼りが多いです。

靴がのる水平の"踏面"(ふみづら)と呼ばれる部分と、段差の部分"蹴込"(けこみ)と呼ばれる部分、どちらも、同じタイルで仕上げる場合がほとんどです。


でも、これが高齢になってくると白内障などで、見分けがつきにくくなります。

どこまでが、階段の段差部分なのか分かりにくかったら、想像するだけで危険なことが分かると思います。

北向きで暗くなる玄関や、西向きで西日が当たる場合は特に注意してください。



段差の部分の角部分を違う色にするという方法もあります。


写真の階段のように、レンガとタイルで材質も色も変える方法も。


レンガを縦にして並べてあるので、雨の日でも、滑りにくくなっています。

大きなタイルを貼ると、"目地"(めじ)というタイルの間の部分が少なくなるので、スッキリとしますが、水はけは悪くなります。

もちろん、タイルの端部分は、滑り止めの加工がしてありますが、靴の先端部分だけになるので、小さなお子さんだと滑ってしまいやすいです。


レンガを組み合わせる事によって、階段を見やすくするだけでなく、滑りにくくする効果もあるのです。



手すりの設置に関しては、長くなりましたのでまた書いてみます。