スマホ写真にも使える!いい感じに見える構図のお話。
スマホで撮った写真でも素敵な写真てたくさんありますよね。
秘密は構図です。
構図というと難しそうですが、撮るときにちょこっと気を付ければ、写真が見違えるほど素敵になるのです。
なるべく簡単に、なるべく効果的に、図解たっぷりでお送りいたしますので、撮影をさらに楽しんでいただけると嬉しいです。
上記チューリップで構図のお話をしまーす^^
植物を撮影するとき「図鑑写真にならないように」と言われます。
図鑑写真とはど真ん中にチューリップばーんな写真のことです。
センターに撮りたい気持ちは超わかりますが、少しセンターをずらすことが大切なのです。
さて、どのくらいずらせばいいのか、お手本がないと分かりづらいですよね。
こうすればわかりますでしょうか。
「三分の一構図」と言われているものです。
縦横三等分した線上にポイントがあるといい感じになる、というのが三分の一構図の効果。
ちなみに上記チューリップは三分の一構図に加えて、チューリップのお花と同じ目線、つまり同じ高さから撮るという工夫もあり、また、手のような葉の方にスペースを入れることで動きがでたり、という工夫もあります。
その小業につきましてはまたの機会に。
世界の名立たる名画もこの三分の一構図に近い比率で構成されている、という研究結果もあるのですよ、たしか1対√6だったかな。
この構図のすごいところは長方形にも使えることです。
お花は咲いている方向にスペースを空けると、これから伸びるぞー的な雰囲気が出て、写真に広がりが出ます。
中心をずらす、だけではどうすればいいのか分からないけれども、空ける方向が分かれば撮りやすくなります。
こういうことです^^ ↑
こんな感じ。
丸いものは1/4あれば丸を感じさせることができる、と言われています。
大きくばーんと写したほうが、インパクトが強いですし、普段意識していない細部まで見えるので魅力的な写真になるんでないかい^^
ここで注意点を。
三分の一にこだわりすぎてもダメな場合もあります。
↑この写真はこの構図がいちばんお花が美しいと感じました。なのでこれ。
三分の一には当てはまりません。
いい写真というのは、心が動いたものをその気持ちごと写すこと。
綺麗だな、と感じたら、綺麗と感じた部分を感じたまま魅力的に写真にするのが目標。
三分の一構図は、そんな写真にするための方法のひとつにすぎません。
あれれ、ちょいキビシイ感じになったかのー(笑)
ああ、よく怒られたこと思い出したからだわ。
綺麗に撮れたら嬉しい、楽しい、撮れば撮るほど勝手に上手になっていって、さらに楽しくなっていくのです。
ひとりでも大勢でも、一眼レフでもスマホでも、カメラと写真の楽しみ方はバリエーション豊かです。カメラを持つと綺麗なものを探すようになり、綺麗なものを見ると心が安らいだり元気をもらったりするのです。
スマホが一人一台のいま、お手軽に写真を楽しんでいただくことが心の健康におすすめです。
どなたかの心の健康の、少しでもお役に立てますよう願っております。