命名権料(ネーミングライツ料)は「特定財源」!
前回議会での議会質問をご説明致します。
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久喜市のネーミングライツの実情
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公共施設の命名権を民間企業に期間限定で譲渡する事業を
「ネーミングライツ」事業と言います。
久喜市では3施設でネーミングライツが導入されています。
・グラ―テス青葉公園球場(年間30万円)
・グラーテス清久公園球場(年間30万円)
・毎日興業アリーナ久喜(年間180万円)
久喜市が公開するネーミングライツのガイドラインには、命名権料について以下のように記載があります。
「命名権料は命名施設の維持管理のために活用し、命名施設のサービス向上の財源とする」。
しかし、これまでの市の運用は極めて不透明でした。
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特定財源ってなに?
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行政の財源の中で、使い道が決まっている財源を「特定財源」と言います。
反対に、何にでも使える(行政側で差配できる)財源を「一般財源」と言います。
命名権料は、ガイドラインの記載からも、完全に「特定財源」として扱うべきですが、
非常に不透明だったので、議会質問で確認したところ
久喜市はこれまで、命名権料を「一般財源」として扱っていたことが分かりました。
議会答弁で返ってきた市の言い分は以下の通り。(要約)
・一般財源は市の事業全てに使えるお金
・一般財源から各施設の維持管理費も支出している
・結果として命名権料も(一般財源の一部として)命名施設のためにも使っている
。。。
率直に、かなり無理がある言い分と思います。
少なくとも、ガイドラインに明記している
「命名施設の維持管理のために活用し、命名施設のサービス向上の財源とする」
という明快な方針に合致しているとは思えません。
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今後は「特定財源に」
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施設のために使うならば、一般財源に入れる必要はありません。
最初から特定財源として扱い、命名権料によって、どのようなサービス向上が行われたのかを広報するべきです。
そのように主張をしたところ、
「来年度からは特定財源として扱う」と答弁を得ることが出来ました。
経常的な管理費に充てるのではなく、魅力向上につながるような+αの経費として扱うよう、今後も議会から提案して参ります。
また命名権料を払って下さっている企業のためにも、どのような形で命名権料が役に立っているのかを、はっきりとPRされるようチェックを継続します。
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グラ―テスより更に100万円の寄付!
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そのような中、更にグラ―テスさんより、球場の維持管理のために100万円の寄付を頂いたとの報が入りました。
既に計60万円の命面権料に加えてのご寄付となります。
寄付の背景には、球場に社名を掲げたことで、グラ―テスさんが維持管理まで行っていると勘違いした方が、
球場の維持管理に関して、ご意見の連絡を入れてきたことがあったとのことです。
久喜市のネーミングライツの場合は
企業は命名権に対して、お金を払っているだけで、維持管理の責任は全て久喜市にあります。
企業に迷惑が掛からないように、久喜市としても責任を持って施設の維持管理・魅力向上にあたる必要があります。
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少子高齢化に加え、今般のコロナショックにより、市の財政は間違いなく冷え込みます。
そんな中、貴重な税に頼らない自主財源となる「ネーミングライツ事業」は非常に重要です。
利用される方にはもちろん、命名権料を払って下さる企業様にも、メリットが確り発生するように、議会から後押しをして参ります。
ご興味のある企業様、以下リンクから是非久喜市にご連絡下さいませ。
https://www.city.kuki.lg.jp/smph/shisei/seisaku_keikaku/gyokaku/naming.html