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不安感と呼吸

2020.04.24 22:44


昨日の続きです。


不安感と密接に関係があるのが呼吸です。 

世の中には、様々な呼吸法がありますが、やり方にこだわり過ぎなのではないかと思います。

それより、まず自分の呼吸が、どうなっているのかを知る必要があります。


昨日の投稿で書いたように、不安に思っている人が、急に大きな呼吸をすると、逆に頑張ってしまうので、肩や首が緊張してしまいます。

小さな動きやゆっくりの動きは、大きな動きの元になる動きです。これは普通の関節の動きでも言えると何度も書きました。呼吸もこれと全く同じことが言えます。つまり小さくゆっくりの呼吸をして自分の呼吸の仕方がどうなっているのかを知っていないと正しく呼吸はできないということです。


不安に思う人が、深呼吸をすると肩があがってしまうので、まずは、小さくゆっくりの呼吸をして欲しいと思います。

リラックスして椅子に腰掛けてください。

床に座る場合は、あぐらでも正座でも楽な姿勢が良いのですが、あぐらなら、座布団を二つ折りにして、お尻にひいて、足腰に力がかからないように座る方が良いと思います。正座もできれば、正座を楽にする時の椅子などで足を圧迫しない方が足に余計な意識がいかないので良いと思います。

もちろん立ってもできます。

こういうことを書くと、座るだけで、色々と注意し過ぎてしまいますので、まずは、ゆったりとした姿勢ということにしてください。


呼吸量ではなく、自分がどんな呼吸をしているのかに注意を向けて欲しいのです。まずは、呼吸をした時の空気の入り方に注目して下さい。

左と右の胸を比べて空気が入りにくい方はどちらですか?


この質問に即答できる人は少ないので、次のようにイメージしてください。


左の胸の中が縦長の風船が入っているイメージしてください。 膨らんだり萎んだりする風船です。 ゆっくり息を吸って、左の胸の風船を膨らませるイメージをしながら息を吸います。吐くときは、その風船が縮むイメージをして吐きます。 そうすると、胸の風船が、膨らみやすいところと膨らみにくいところがあるのに気づくはずです。 


上の方が膨らみにくいですか?

下の方が膨らみにくいですか?

肩や首の凝りのある人は上の方が膨らみにくいと思います。

これと同じことを右の胸でもやってみてください。


とにかく方法論ではなく、自分の呼吸はどんな感じなのかを感じるようにしてみてください。

これがわからないとどんな呼吸法をしても効果があがりません。