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玄関の外に手すりを設置

2020.04.25 21:00

こんにちは。住まいのおせっかい家です。


3日前に書いた「玄関の段差で転ばないために出来ること」で書ききれなかった手すりについての解説。

階段の広さ、段差などに気を付けて作れば手すりがなくても大丈夫ですが、バランスを崩しやすいので手すりの設置もおすすめです。



手すりは後から設置出来る場合がほとんどなので、必要になってからでも大丈夫です。


介護保険の住宅改修で、設置することも可能ですよ。



どんな事に気をつけたらいいのか。


設置場所


手すりは壁に取り付けしたり、柱を立てて設置したりするのですが、その分スペースを取るので、邪魔な存在にもなりやすいです。


ドアを開けた時によけるスペースの事も考えて、ぶつかる危険がない場所が大切です。



手すりの高さ


使う人に合わせて設置するのが一番です。

標準的には75cm〜80cmくらいの高さが一般的です。


大事なのは、階段の勾配と合わせるということ。階段の上がっていく角度と違うのでは何の意味もありません。かえって姿勢が変になるので危ないくらいです。


壁に設置する場合は下地の関係で制約があるかもしれませんが、使いにくい手すりなら、ない方がいいくらいです。


玄関の階段部分では難しいかもしれませんが、手すりの始まる前後には少し横手すりがあると、身体もしっかり安定します。




手すりの形


通常、丸い手すりの方が多いですが、楕円型の手すりもおすすめです。

これは、握力が弱くなっても押すように使えるからです。丸型だとちょっと添えただけだと滑ってしまう危険もあるのです。


特に玄関の外の手すりは濡れていたりする場合もあるので、滑らないというポイントは重要になります。



また、手すりの端が洋服の袖口や荷物には引っかかるのは、とっても危険です。

手すりの端が下に曲がっていたり、壁にくっつくいていたりするように注意が必要です。



手すりの材質


外に設置するのでステンレスなどの金属の手すりも多いですが、夏は熱く冬は冷たくなって結局使わないなんて事もあります。


樹脂製の手すりなら、温度変化も金属のようにはならないのでおすすめです。


てすりを支える支柱や金物は金属製でも大丈夫です。



工事代金


玄関の外に手すりを設置するのは、家の中と比べて工事代金がかなりかかります

コンクリートで出来た階段に穴を開けて手すりの支柱を立てるので、DIYで気楽に出来るモノでもないです。

あとから外すのも大変なので、よく考えて設置をする必要があります。



介護保険


介護保険を使って設置してもらう場合は、その家に住んでいる人が「要支援」以上である必要があります。

そのためには、介護申請をしないといけません。


そこから、本人の収入などにより介護保険の自己負担分が決定します。

1割負担の方は、20万の工事が2万円の自己負担で出来ます。


通常、介護保険を申請してから面談や審査などを経て、要支援度、要介護度が決定するのは1か月以上かかります。

住宅改修をするためには、見積だけでなく改修の図面や写真の提出などもあるので、時間がかかることも注意しておくポイントです。

ケアマネージャーさんか福祉住環境コーディネーターさんにケアプランを作成してもらう必要もあります。



玄関の外に手すりを設置ポイント、やっぱり長くなりましたね。