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カデンツ / アンバランスとレトリックのためのエチュード

2020.04.25 21:47

あらゆるジャンルでブイブイ言わせている坂東氏について 笑


初めて彼の作品を弾いたのはたぶんこれかな?

2011 /11 /17(木)  

 木曜コンサート 【作曲】

★会場:東京藝術大学 旧奏楽堂

★演奏:山本直輝 ,山澤慧 ,小畠幸法, 島根 朋史(vc) 石若駿, 牧野美沙 (perc.) 坂東祐大(cond.)

          坂東 祐大: Noitamina Ⅱ (2010/2011-) 

                                  pour 4 violoncelles et 2 percussionistes (初演)

彼のウェブサイトより

彼は僕が藝大4年の時の1年生で、まぁ昔から目立っていました。

彼の1番の長所は貪欲なことだと思います。彼の作曲姿勢もそうですし(ちょっとした記譜についてメール送ってきたり)、多方面の音楽や美術、サブカルなどを全て自分の栄養にしている気がします。



最近はEnsemble FOVEの代表としても頑張ってます

隙あらば鍵盤ハーモニカ吹く

Cadenz / etude for unbalance and rhetoric (2019-20) for violoncello

カデンツ / アンバランスとレトリックのためのエチュード (2019) for violoncello


“当たり前だ"と思っていたことが、よくよく考えてみると”歪(いびつ)”であったということがあります。

そこには慣習や思い込みが働いているのかもしれません。

調性音楽をかたちづくる要素のひとつに、和音があります。ドミナント(緊張の機能-たとえばハ長調ならソシレの和音) - トニック (弛緩の機能-同じくハ長調ならドミソ) という2つの和音のセットは”カデンツ”とよばれ、さまざまな組み合わせによって音楽を豊かにします。

今作はその機能を用いながら、新たに、現代的な"言い回しの技術"/レトリックで読み替えてみようという試みです。

観察することによって生まれた"歪さ"は、なんらかの新しい"発見"に繋がるかもしれません。(作曲者プログラムノート)


6曲の新作の中でも異質な作品。

7つのセクションからできています。

6つまで全部C durのドミナントの和音。7つ目、最後のセクションでC dur!!!!!!!!!!!って感じの曲です(語彙力


かなり色々な解釈ができると思います。聴きやすいと思われるかもしれないし、グロテスクに感じる方もいるでしょう。


僕自身も、今回の演奏と次回弾く時ではまた違う演奏になると思います。あ、今年の秋弾く予定です


10/18 14時開演と書いてるのですが、実は日程最調整中です、、


放送は4/26(日)8:10〜 NHK FM 「現代の音楽」にて