カデンツ / アンバランスとレトリックのためのエチュード
あらゆるジャンルでブイブイ言わせている坂東氏について 笑
初めて彼の作品を弾いたのはたぶんこれかな?
2011 /11 /17(木)
木曜コンサート 【作曲】
★会場:東京藝術大学 旧奏楽堂
★演奏:山本直輝 ,山澤慧 ,小畠幸法, 島根 朋史(vc) 石若駿, 牧野美沙 (perc.) 坂東祐大(cond.)
坂東 祐大: Noitamina Ⅱ (2010/2011-)
pour 4 violoncelles et 2 percussionistes (初演)
彼のウェブサイトより
彼は僕が藝大4年の時の1年生で、まぁ昔から目立っていました。
彼の1番の長所は貪欲なことだと思います。彼の作曲姿勢もそうですし(ちょっとした記譜についてメール送ってきたり)、多方面の音楽や美術、サブカルなどを全て自分の栄養にしている気がします。
最近はEnsemble FOVEの代表としても頑張ってます
隙あらば鍵盤ハーモニカ吹く
Cadenz / etude for unbalance and rhetoric (2019-20) for violoncello
カデンツ / アンバランスとレトリックのためのエチュード (2019) for violoncello
“当たり前だ"と思っていたことが、よくよく考えてみると”歪(いびつ)”であったということがあります。
そこには慣習や思い込みが働いているのかもしれません。
調性音楽をかたちづくる要素のひとつに、和音があります。ドミナント(緊張の機能-たとえばハ長調ならソシレの和音) - トニック (弛緩の機能-同じくハ長調ならドミソ) という2つの和音のセットは”カデンツ”とよばれ、さまざまな組み合わせによって音楽を豊かにします。
今作はその機能を用いながら、新たに、現代的な"言い回しの技術"/レトリックで読み替えてみようという試みです。
観察することによって生まれた"歪さ"は、なんらかの新しい"発見"に繋がるかもしれません。(作曲者プログラムノート)
6曲の新作の中でも異質な作品。
7つのセクションからできています。
6つまで全部C durのドミナントの和音。7つ目、最後のセクションでC dur!!!!!!!!!!!って感じの曲です(語彙力
かなり色々な解釈ができると思います。聴きやすいと思われるかもしれないし、グロテスクに感じる方もいるでしょう。
僕自身も、今回の演奏と次回弾く時ではまた違う演奏になると思います。あ、今年の秋弾く予定です
10/18 14時開演と書いてるのですが、実は日程最調整中です、、
放送は4/26(日)8:10〜 NHK FM 「現代の音楽」にて