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マヤ

『W旦那+(プラス)』 三代目妄想劇場 番外編(新生32)

2020.04.26 00:38

「おみやげ、しゅごー✨」




「それ、きっとね‼️あ…ないない💦」




隆臣が何かを言いかけて、慌てて自分の口を塞いだ。




「なぁに?たぁくん、なんか言った?」




「なんでもないない💦」




「変なの」




「さぁ、家に帰るぞ。乃愛、隆臣」




「はぁーい‼️」




臣が隆臣と乃愛の手をとって歩きだそうとした。




「あれ?」




隆二がついてこない。




「おい、帰るぞ」




「…」




「隆二?」




隆二は空を見つめたまま、何も答えない。




「どした?」




一瞬空が翳り、一陣の風が吹いた。




「うわっ💦」




住宅街に突如巻き起こった強風に驚き、臣は咄嗟に自分の体で子供達を庇った。




「ゲホッ…すげぇ砂ぼこりだ💦」




「乃愛、隆臣!大丈夫か?」




「たぁくん、だいじょぶよ」




「臣たんが守ってくれたからね!ありがと」




「良かった…何だろな、こんな所でビル風みたいな突風…」




歩きだそうとしてまた隆二の方を振り返った。




「おいって、帰ろ」




隆二は突風が吹く前の姿勢のままで、中天を見つめて動いていない。




「隆二!?」




ピクっと臣の声に反応して、ゆっくり振り返った。




「家だな…そうだ、帰ろう」




「なんだよ?ったく…」




「パーパもさみしいのね」




「るーたん、ニャーにゃ可愛がってたもの」




「とーしゃん、パンケーキちゅくって‼️」




「あー‼️乃愛もパンケーキね!バナナとアイスも‼️」




「わかったわかった」




「帰ったら廉に作ってもらおう」




「臣たんのも食べたい💜」




「わかった、任せろ💪」




「廉って…ああ、あの子か…」




薄く笑ってゆらりと歩みを進めた隆二の変化に、誰も気づくものはなかった。




つづく