床革はとっても便利❤︎レザークラフトをもっと楽しめる床革の活用術
おうち時間がもっと楽しくなる!レザークラフトのすすめ
みなさん、こんにちわ。世界規模で収束が見えないコロナの影響で、自粛ということもあり自宅で過ごす時間が増えたという人、多いのではないでしょうか。
自宅で過ごす時間を楽しいものにするために、最近では自宅で楽しめる手作りキットやオンラインで学べるワークショップなどが増えてきました。中にはこれを機にレザークラフトデビュー!という方もいらっしゃるかと思います。今日はそんなレザークラフトを始められる方たちにもおすすめしたい床革についてお話していきたいと思います❤︎
床革とは
床革は簡単に言えば、皮革の裏面のことです。(厳密に言えば床面、表側を銀面と呼びます)上の写真のアラスカレザーでご説明すると、ワックスが乗っていない方の面になります。
革の種類にもよりますが、通常皮革というのは分厚いです。原厚のままだと使いにくいこともあり
レザークラフトをするのに適した厚みに漉くのが一般的です。その漉き作業の際に出るのが床革と呼ばれるものです。
そもそも床革も動物の皮です。銀面ほどエイジングはないですが、きちんと革としての風合いを楽しむことが出来ます。ですので、クラフターの中には床革をメインとして作品を作られる方もいらっしゃいますし、市場ではエコレザーやスプリットレザーという名前で製品として販売されていることもあるんです。
床革を使って腕を磨こう
床革の何がおすすめかと言うと、サンプル作りにとっても便利な素材ということです。レザークラフトをはじめる人の中には市販の型紙を使ったり、型起こしからはじめる人などさまざまかと思います。
試作の段階では厚紙を組み立て立体感を出し、完成品のイメージを膨らませたりするわけですが。革というのは布とも違うし紙とも違う質感です。その独特の質感故に厚紙だと設計ミスや寸法ミスが出ることもあったりします。厚みがある革を使う場合、要注意なんですよね。
なので、試作の段階で本番に使う本革を使うのはかなりハードルが高いのです。熟練した職人さんレベルになれば話は別ですが・・・。
そこで役立つのが床革です。
床革は銀面がないだけで革の質感はそのままです。なので、サンプル作りに適した素材と言えます。
試作品でも革を使うことで厚紙では見えなかった問題点が出てきたり、完成イメージもより分かりやすくなったりします。レザークラフトするにあたって床革を使うことはメリットが多いと言えるでしょう。
(上)実際に床革を使って試作した二つ折りの財布です。これで完成イメージがつきやすくなります。
(下)銀面付き本革を使って仕立てた財布。
床革が手に入らないときは?
練習用や試作用におすすめしてきた床革ですが、手に入らないという方もいらっしゃるかもしれませんね。革を買うお店次第では漉き加工の際に出る床革を貰えないところもあるでしょう。そもそも漉きがいらない薄めの革などは特に、床革は出ないと思います。
それでも床革で練習したいなど、床革が欲しい方は床革だけを販売しているお店があるので、そちらを利用されると良いかと思います。
本革と違い床革なので、とにかく安いです。ですが、床革を販売されている店の床革は厚みがあるものも多く練習するには最適だと思います。
もちろん、床革も本革と同様、天然皮革ですので使う楽しみというものありますよね〜。たくさん作って、プレゼントされたりするのも良いかと思います。
【まとめ】
いかがでした?今日は床革について簡単ですが知ってもらえたらうれしいです。
また、動物の皮といういのちを使って物作りをする上で、できれば床革が最後まで誰かの手に触れられたり役に立つように廻り渡っていったら良いな〜と、そんな願望も含めお話させていただきました(^ ^)