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BOOK「[振り子の法則]リアリティ・トラン サーフィン」 幸運の波/不運の波の選択

2020.04.26 12:11

著者:ヴァジム・ゼランド、監修:ほおじろ えいいち、訳:須貝正浩


336【依存関係】

無条件の愛とは、所有権の入り込む余地のない愛情、崇拝が入り込む余地のない歓喜である。別の言い方をすれば、このような感情は、愛する者と愛される対象とのあいだに依存関係を作らない。

対比が行われるところでは、必ず平衡力が活動を始める。平衡力の作用は、対立する二つの対象を引き離すか、または結びつけてお互いの合意形成へ向かわせるか、それとも、引き寄せ衝突に至らせる。

337【過剰ポテンシャル】

何らかの対象に必要以上の大きな意義が与えられる場合に、思考エネルギーによってもたらされる。

例えば、願望、不満、非難、歓喜、崇敬、美化、過大評価、軽蔑、虚栄心、優越感、罪悪感、劣等感

338【監視員の謎】

「欲するものすべてを選択する自由を誰が持つことができる。この自由はどのようにして受け取るのか?」達成できないことがあり得るのではなく、望むことをただ単に受け取ればよいだけのことを、人は知らない。本当にそうなのである。

338【幸運の波】

幸運の波とは、あなたに幸せをもたらす人生ラインの集まっているところである。バリアントの空間にはすべてがあり、そこには金脈も含まれている。

339【サイン】

サインは、別の人生ラインへののりかえが始まるときにだけあらわれる。

340【重要性】

何らかのために必要以上に大きな意義が与えられると、重要性が発生する。

これは純粋な形の過剰ポテンシャルであり、これを平衡力が解消する際に、過剰ポテンシャルの発生源である人にとっての問題を作り出す。

重要性には、内的重要性と外的重要性がある。

内的重要性または自己重要性は、自分の長所や短所の過大評価として現れる。

内的重要性が発生した場合にありがちな常套句としては、

私はVIPである

私は重要な仕事をしている

というものがある。

重要性の針が振り切れると、平行力が作用し始め、VIPとやらはお灸を据えられることになる。重要な仕事をしているという人物も、失意に見舞われる。

重要性には、他の面も存在する。それは自分と長所への軽蔑や自己卑下のことだ。過剰ポテンシャルの値は重要性の両面ともに同じである。違うのは符号がプラスかマイナスかだけである。

外的重要性も人間によって作り出される。それは、何らかの対象や周りを取り巻く世界の事象に大きな意義を与えたら時に生じる。

この場合にありがちな常套句は次の通り。

私にとって大きな意味を持つのは、、、、、。

または、私にとって、、、、をすることは極めて重要である。

このような場合に、過剰ポテンシャルが作られ、すべてが台無しになる。

あなたが地面に横たわっている丸太の上を歩かないといけないとしたら、朝飯前にやってのけることだろう。それでは、その丸太が、二棟並んでいる高層ビルの屋上から屋上へ架けられているとしたらどうだろう。あなたはそれを渡り切ることがとても大切であると思いこみ、そんなはずはないと思い直して取りやめることができない。

341【人生ライン(人生航路)】

人間の人生とは、物質の任意の運動と同様に、原因と結果の鎖である。バリアント空間における結果は、常にその原因の近くに存在している。あることが別のことから導き出されるように、近くに位置する複数のセクターは、列を作って、人生ラインとなる。同じ人生ライン上にあるセクター同士のシナリオと舞台装置は、多少の違いがあっても、ほぼ均質といえる。人間の人生は、シナリオや舞台装置を本質的に変更させるような事象が起こらないうちは、今のライン上を規則正しく流れていく。ひとたび変化させるようなことが起こると、運命はカーブにさしかかり、ほかの人生ラインへの乗り換えが行われる。常にあなたは、自分の放射パラメーターを満足させる人生ラインにいることになる。世界への自分の対応を変える、すなわち世界について自分のイメージを変えるということは、ものごとの展開の別のバリアントが待ち受けている別の人生ラインへと乗り換えることなのだ。

342【世界の層】

各生物は思考エネルギーによってバリアントの空間におけるあるセクターを物質化し、自分の世界の層を築いている。これらすべての層は互いに積み重なり、このようにして各生物は現実形成にそれなりの貢献をしている。

人間派自分の考え方によって個人個人乗り換える世界の層、つまり各人それぞれの現実を知り築く。この現実は、各人の考え方によって何らかの色合いを帯びるようになる。分かりやすく表現するならば、個人個人の世界の層は気象学上の一定の表現が当てはまる。太陽が照り輝く朝の清々しさ、曇天(どんでん)、降雨、あるいは暴風襲来もあるだろうし、自然災害の発生もあるだろう。

個人の現実は、二つの方法で形づくられる。それは物理学的方法と形而上学的方法である。言い換えると、人間は人間の世界を自分の行動と思考とによって築いていくのだ。

ここではイメージは支配的な役割を演じる。なぜなら、イメージは物質的な問題のかなりの部分を発生させ、人はそうした問題と格闘することに時間の多くを割くことになるからである。トランサーフィンは形而上学的な面だけを取り扱う。