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アトリエSHO彩

お家でアート♪

2020.04.27 02:37

外出自粛が続く毎日ですね。アートクラスの子どもたちは、今は自宅で過ごす日々。保護者の方からも「こんな時こそ、文化や芸術に触れる大切さを痛感します。」とメッセージをいただきました。お家で気軽にアートを楽しむことで、閉塞した単調な日々に、ほんのちょっとでも気持ちを解放し、豊かな時間を過ごせたらよいなぁと思います。

そんな中でのご提案でした。

お休みが始まった3月に「今の気持ちを描いてみよう。」とお話したら、先日LINEで見せてくれました。さあ、どんな気持ちを描いたのでしょう。^^

タイトル:「暇だな~」

青と紫で描いたぐるぐる曲線。まるで暇すぎて気持ちの置き場がないような感情が伝わりますね。色面に黄色を配色して、表情にきりっとメリハリが出ましたね。四墨の混色のドットが気になる~

タイトル:「あつい!」

運動をした後の体の体温を思わせる表現。ふつふつと熱さがこみ上げるような曲線とあたたかさを感じるオレンジ。まるで水分や汗のような大きな水色とペールグリーンの点が、オレンジと相反してさわやかです。余白の白があることで立体感を感じます。

タイトル:「春(あたたかくてほわんとした感じ ちょっぴり眠い)」

まるで虹のような、植物が芽吹き育っているような線と、細やかな点描で敷き詰められた色面は、遠くから眺めるとお花の絨毯のようです。同じ線の色が続くかと思えば、交差点で色を変える、ドットを点でつなげて交互に色を変えるなど、細部までこだわりが見えます。気持ちのよい春風も感じさせてくれる作品ですね。

タイトル:「気持ちいい」

気持ちにのせて手が動いたような、動きを感じさせてくれる作品ですね。青のふわっとおおらかな曲線が気持ちに余裕を感じます。気持ちよかったんだろうね。赤のドットとピンクの色面がキュートで、見てる私まで気持ちよくなりそうです。


いかがでしたか?線と点と色面だけの世界の「アナログ画※」は、紙と、色鉛筆・クレヨン・水彩など、ご自宅にあるものだけで描くことができますし、何枚か描けば、それは言葉のない絵日記にもなりますよ。どうぞお試しください。^^


※「アナログ画とは?」

太陽・月・ハート・星・チューリップなどのように、記号化されたものを、デジタル画(シンボル画)といいます。一方、線・点・色面(塗る)だけの造形表現だけを使って描く方法を、アナログ画といいます。これらの違いは、デジタル画には、既存のものに似ているか似ていないかという、上手・下手がありますが、アナログ画にはそれがありません。正解はなく、1つとして同じものは生まれないのです。だから、安心して「私なり」の表現を思う存分に楽しんでください。