コロナ禍の春闇払ふ
コロナ禍の春闇払ふ黄ぶなかな 高資
図らずも地域の文化的遺伝子が発現ですね。どんなときでも希望の光は大事ですね。毎月27日は「ふなの日」だそうです。
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【「黄ぶな伝説」で新型コロナの終息を祈る☆黄ぶなが買える店】
「黄ぶな伝説」で新型コロナの終息を祈る☆黄ぶなが買える店
宇都宮市には「昔天然痘が流行った時に、病人が黄色いフナを食べたところ治癒した」という伝説があります。新型コロナの厄除けとして「黄ぶな伝説」の力で祈りたい☆「黄ぶな」を販売しているお店をご紹介します!
濁世へと萌え出づる孔雀羊歯かな 高資
蓬莱羊歯科、蓬莱羊歯属です。孔雀明王を想像します。
仏師・『快慶』の仏像@kaikei33
【和歌山・金剛峯寺/孔雀明王像(1200)】伽藍孔雀堂の元本尊で、後鳥羽法皇の御願により仏 師快慶が正治二年(1200年)に造立したもの。孔雀の背に乗るという絵画的な姿を、仏像彫刻として見事に完成させている。
https://ameblo.jp/institutejpn/entry-12587360083.html?fbclid=IwAR0YSk6Qwbkp5hYlj38pZPTARP_EanyZ19DVFZJu0j7SEx4RqPtx8rRoHJ8
【新型肺炎の正しい対処法 1 甲田光雄先生のお話から】
連日、コロナウィルス、新型肺炎のニュースが続いていますが、今日はその具体的な対策を甲田光雄先生のご指導や森美智代さんのアドバイスから紹介したいと思います。
と言っても、初めての方はお二人をご存じないかもしれませんから、簡単に紹介します。
甲田光雄先生は医学博士、綜合医学会会長、2008年に逝去されるまで、大阪府八尾市の甲田医院で、西勝造先生が戦前考案された「西式健康法」と少食や断食を中心にした独自の甲田療法によって現代医学に見放された万余の難病患者を救われた稀代の名医です。
私自身も甲田先生に命を救っていただきました。その体験は以下のブログで紹介しています。
「病や不幸とどう向き合えばよいのか」甲田光雄先生と舩井幸雄先生…
⇒ https://ameblo.jp/institutejpn/entry-12323589893.html
森美智代さんは甲田先生の一番弟子、鍼灸師で西式甲田療法の指導者として活躍されています。22年間1日青汁一杯だけで元気で過ごされていることでも有名です。
私が森さんのアドバイスで腹膜炎を併発した重症の盲腸炎を簡単に治した体験談です。
⇒https://ameblo.jp/institutejpn/entry-12122783489.html
さて本題ですが、まず新型肺炎対策に関する基本認識です。
原因はウィルスか、それとも人間か
世間でいう手洗いやマスクなどは当たり前として、もっとも大事な対策は免疫力という目に見えない防護服を身につけることでしょう。19世紀にヨーロッパで病原性の細菌の存在が次々に明らかにされましたが、これを契機に医学界で大きな論争が巻き起こりました。論争の中心者の名前を冠して「パスツール・ベルナール論争」と呼ばれています。
パスツールはフランスの著名な細菌学者で、結核やコレラなど当時猛威を奮った感染症の原因は「菌」によるものであると主張しました。コレラ菌を発見したドイツの細菌学者コッホなども同じ説を唱えました。
これに異を唱えたのがフランスの生理学者のベルナールです。ベルナールの主張は「内部環境説」で、このようなものでした。
「結核やコレラにかかるのは菌が悪いわけでない。体の中のバランスが崩れていることに問題がある。菌は本来私たちの健康を助けてくれるもので、不健康を続け体力が衰えた時に病的になる。全ての病気は私たちの体の健康状態で決まるものだ。だから、すべてを細菌やウィルスのせいにするのは間違いだ。」
ベルナールと同じ趣旨を唱えたのがドイツの衛生学者のペッテンコーファーで、彼も菌でなく、菌に侵されてしまう体に問題があるとする「人体環境要因説」を主張をしました。
ベルナールは自分の主張を証明するためにコレラ菌入りの水を飲み、免疫が機能していれば発症しないということを証明しました。
その後も論争は続きましたが、パスツールは死の床で「ベルナールが正しかった。細菌なんてどうでもよいのだ。大事なのは人間の抵抗力(免疫力)だ。」と述べたといいます。
甲田先生も「現代人とウィルス病」というタイトルのご講演(1993年2月13日)で「なにより戸締りが大事である」として以下のように述べられています。
細菌とかウイルスを邪魔者扱いするなと、共存の思想でやっていったらいいんじゃないかということです。だからウイルスにしても細菌にしても撃滅しようというんじゃなしに、我々の体の中に菌が入れないような、そういう体を作っていったらいいじゃないかということです。それにはどうしたらいいか。我々の体が完全であれば、異物は外から入れない、戸締まりをしっかりすれば泥棒は入れないのです。だから戸締まりをしっかりしようじやないかという考え方をまず持たねばなりません。
今回の一連の新型肺炎の報道で私が一番驚いたのは、未だに解熱剤や抗生剤を処方する医師がいるという事実です。言うまでもなくこれらには大きな害があります。
熱が上がるということは免疫強化の自然の働きですから、薬で下げるということが逆効果であることは周知の事実です。また免疫系と腸内細菌に密接な関係があることも明らかになっていますから、悪玉菌だけでなく善玉菌も絶滅させる抗生物質が免疫系に百害があります。にもかかわらず未だ医療の現場ではこのような誤った対策が行われているのです。
では正しい対策とは何か、ですが、上の講演の中で甲田先生はウィルス病の3つの対策を上げていらっしゃいます。脚湯法、辛子湿布、そして少食です。
ここで、講演の内容を抜粋紹介します。インフルエンザをコロナ肺炎と置き換えてお読みください。(以下講演抜粋)
風邪、インフルエンザにかかってしまった場合の治し方を申し上げておきましょう。まず大事なのは西式健康法の基本原理である「症状即療法」を理解することです。熱が出たら、解熱剤で熱を下げる、こんなバカなことしてはいけません。熱が出るのは治療、良くなるために必要なことなのです。頭が痛い、寒気がする、熱が出る、こういう症状はみんな療法なんだ、病気じゃないんだと考えるのです。症状は即疾病ではないのです。
しかし、皆さんは大抵こういう考え方でやってますね。症状は病気だと。そこで熱が出てきたら熱を下げる。頭が痛いといったら頭痛薬を飲む。こういう観点でやってます。しかし仏教でも言うでしょう。煩悩は即菩提だと。煩悩即地獄か、とんでもありません。煩悩即菩提なんです。そうすると症状即療法です。
風邪引いて頭が痛い、寒気がする、熱が出てくる、それは療法です。なぜかと申しますと、体温が上がるということはそれだけ脈が早くなります。脈が早くなるということは血液循環が良くなるということです。血液循環が良くなるということは、体の中の毒素を全部外へ出すのに役立っています。それから熱が出ると、足の血液が早く心臓に還ります。ということは足に貯まっている酸性に傾いた血液がアルカリ性に変わるわけです。酸性に傾いている血液がアルカリ性に変わる、そのために熱が出るのです。
それから熱が出るということは、免疫機能が活発になるということです。例えばインターフェロンができます。そうすると熱は有難いな、脈が早くなるということは有難いな、と喜ばねばいけないのです。
どうしてそんなに慌てて、熱を下げようとするのか。症状即療法なのです。
この頃は現代医学もだんだん変わってきました。昔のように「早く熱を下げ」とは言わないです。「熱は喜んで迎えておかないとインターフェロンができないぞ、免疫が活発にならないぞ。」このように言うようになってきました。だから症状は即療法ということを頭に入れて、インフルエンザを克服しなければなりません。
寒気がしてきたら着るのではないんです。寒気がしてきたら寒気が必要だから、裸になるんです。それから今度は熱が出て熱くなってきたら、その熱を逃がしたらいけないから、もっと着るんです。皆さんはその逆をやっている方が多いです。寒気がしたらどんどん着るんですね。この前も39度5分熱が出て、往診に来てくれということで行きましたら、布団を3枚も4枚も重ね、その中にもぐり込んで頭がどこやらお尻がどこやらわからんようになっているんです。
そうじゃないんですよ。寒気がしてきたら裸になれ、熱が出てきたら熱を逃がさないようにしろ、です。そしてバケツに湯を汲んで、両方の足をそこへ入れて20分から30分、暖かくすれば汗をびっしょりかきます。その脚湯法で汗をびっしょりかくと、汗の中に毒素も全部出ますから血液がきれいになって、自然と熱が下がってきます。このように、脚湯法というのをインフルエンザに使ってもらいたいです。
第二番目は芥子湿布をやることです。この芥子湿布は、流感の予防に使ったら良いのです。流行る前にやっておくんですね。しかしインフルエンザになってしまってからでもいいですから、芥子湿布をやります。もし20分間の芥子湿布をやって赤くならなかったら重症です。
その場合は20分で一度打ち切りまして、40分間休憩します。そしてまたもう一度20分間やるわけです。もし無事に20分間の間に赤くなったら、これは助かります。ところが20分やってもまだ赤くならなかったら、よほど重症ですから、もう一度40分休んでまたやります。
つまり赤くなるまで何回も繰り返していったらいいわけです。赤くなったら、血液が動いたということです。すなわち流水は腐らずです。血液が動いたということは助かるということです。だから真っ赤になるのを確かめたらいいわけです。こういう芥子湿布で流感を早く治す。これはできたら朝晩やります。
それで脚湯法は1回か2回くらいやっていけばいいです。問題はびっしょり汗をかいた場合にその汗のためにビタミンCと食塩と水分が失われますから、汗をかいた後は柿の葉のお茶をしっかり飲みます。そして食塩の補給をやっておきます。そうすると2回目の脚湯法では汗が出ません。そこで一回脚湯法をやった後は、必ずビタミンCと水分と塩分の補給をやっておくことです。これを忘れなかったらいいわけですね。
このようにして、インフルエンザを簡単に克服することができます。そして食事は必ずいつもの半分にします。そしてスイマグを飲んで、便をたくさん出すようにします。こじれてしまって、気管支炎に追い込まれるとか肺炎になるというのはよっぽどそのインフルエンザの処置が悪かったからです。風邪を引いてるのに晩にしこたま食べたとか、睡眠不足とか、それでだんだんこじれていくわけです。早めにちゃんと処置をやっておけば簡単に治るもんです。このようにして、今の流行のインフルエンザも私達は十分に克服できます。しかし最も賢いのはインフルエンザにかからないことです。かからないような体を作っていきましょう。(抜粋おわり)
引用の前に紹介したように上の講演にはインフルエンザ(=新型肺炎も同じ)対策の3つの要点が上げられています。
一つは「熱を上げるための脚湯法」、さらに咳、肺炎対策の「辛子湿布」、ついで免疫を高める「少食と便通をよくすること」の3つです。
今日は一つ一つそのやり方も含めて紹介しようと思いますが、このブログを初めて読まれる方のために甲田先生が講演の中でおっしゃっている「症状即療法」(=西式健康法の基本原理)について少し補足説明をします。
甲田先生のお話のように、熱が上がることが免疫力を強化する自然良能の働きであるというのは既に医学界でも当たり前になっています。免疫学の権威として活躍された新潟大学名誉教授の故安保徹先生も体温が1度上がると免疫力は5倍強化されるとおっしゃっていました。またこのブログでもたびたび紹介している中村天風師も以下のように述べられています。(以下抜粋)
病のときにね、まず第一番にこう考えることが必要なんだよ。頭痛がしようと、腹を下そうと、こう考える。「病というものは、自分を丈夫にしてやろうとする天の恵みの力が働いてるときだ」と。どうだい、全然あなた方と考え方が違うだろ。人間は病がなかったら、すぐ死んじまいますよ。まだわからないかい? それじゃあね、あなた方が何か食べたとする。顕微鏡にかけて分析して食ってるわけじゃねえから、変なものを食べて、それで病が出ない体だったらどうする?食べたものの中に、もしもばい菌やたちの悪い微生物が入っていたとするそのとき吐きもしないりゃ、下しもしなかったら、そのままその中毒で死んじまうじゃないか。
ところが、ありがたいかな、腐ったものを食ったり、良くない「菌」の入ったものを食えば、たちまち胸がむかついてきて、吐くわ、下すわ、そりゃのたうち回って、その病毒と体が戦ってくれて、治るまでは苦しむ。苦しんで、治る。それを考えたらありがたいと思わないかい。まだ私を生かしておきたい、丈夫にしてやりたいという思召しが天にありゃこそ、この体の中のすべてのものを健康的にしようがために、こうして、手をかえ品をかえて、この病毒を出すお力を働かせてくだされている。「この熱、この痛み、これは自然治癒軍が活動して、おれを丈夫にしようがために働いている活動だ。あゝありがたい。」というように考えるようになさい。熱がでれば、神棚にお燈明をあげてお礼を言やいいんだよ。もっと出ろ、ってくらいの気持ちでいることだ。(抜粋おわり)
この天風師の「もっと出ろ」を気持ちだけでなく、簡単に実践する方法が脚湯法です。
脚湯法の行い方
甲田先生が講演でお話になっている脚湯法ですが、バケツにお湯(私は熱め44度)を入れ、バケツごと布団に入り、汗をしっかりかく療法です。甲田先生は一度に1,2回すればよいとおっしゃっています。併せて先生のお話にあるように水分、塩分、ビタミンCの補給をしっかり行うことも忘れないでください。
咳、肺炎の対策=辛子湿布(からししっぷ)
ついで辛子湿布です。これは風邪、インフルエンザの予防と治療に大変有効な療法です。
やりかたは上の甲田先生のお話にあるとおりですが、その作り方と使用法を以下に説明します。(私のやり方です)
準備するのは辛子、小麦粉、ボール、へら、こて、大スプーン、綿布、ラップです。
辛子は湿布用のものが入手困難なので、私は市販の辛子(以下リンク参照)で代用しています。
辛子⇒ https://amzn.to/2V2dCNN
綿布は、私は写真の百均のバンダナを使っています。その他の道具も百均で調達できるでしょう。
さて、作り方と使用法です。
① 大スプーン山盛り3倍の辛子と倍の量の小麦粉をボールに入れ、よくかき混ぜます。(人によって辛子の量が多すぎる場合は辛子を少なくして調整します。)
② 熱めのお湯を徐々にボールに注ぎながら、よく練ります。お湯が多いとべたべたになりますので、少しづつお湯を足し、固めに練ります。
③ やや硬めのペースト状になったものをへら、こてを使って綿布上に薄く広げます。上のバンダナで言えば模様のところくらいまで広げたらよいでしょう。
④ 広げた辛子ペースト上にラップを貼り付けます。ペーストが外に出ないように大きくラップを貼り付けてください。
⑤ 上半身裸で仰向けになって、ラップ側を上にして胸に貼り付けます。その上に布団や毛布をかぶっても良いです。赤くなれば良いので、20分我慢する必要はありません。私の場合は5分、長くて10分くらいを目安にしています。
辛子湿布は皮膚を軽いやけど状にしますから、敏感な人はすぐ痛くなります。我慢できるなら我慢すればよいのですが、無理することはありません。皮膚が赤くなれば取ってかまいません。痛くなりすぎる人は前述のように量を調整したり、綿布を二重にしたり、工夫をしてください。
今回辛子湿布療法をここで紹介するに際して、森美智代さんに伺ったところ、肺炎などで症状が重篤な場合は20分やって40分休むことを繰り返す、というアドバイスを頂きました。また女性の場合も胸にすればよいということです。
食事の対策=朝食抜きと少食、さらに生菜食
ついで3つ目の食事の対策です。食事対策の基本は1)正しい量、2)正しい回数、3)正しい内容の3つになります。
甲田先生は先の講演の中で「食事は必ずいつもの半分にします。そしてスイマグを飲んで、便をたくさん出すようにします。」と具体的に述べられていましたが、まず重要なのは「少食」です。
ちなみにここに「スイマグ」とあるのは腸内の浄化のために西先生、甲田先生がお薦めになった一種の下剤です。
スイマグ⇒ https://www.mihoseiyaku.co.jp/suimag-ace/
腸内を清浄にすることは免疫系の保全と強化にとって重要な要素ですから、スイマグでこれを補完するわけです。(私は朝と日中の空腹時にキャップ2杯を水と共に服用していますが、通常は朝キャップ1、2杯が適量です)
さて、「少食」と聞いて、「逆じゃないか」と思われる方もいらっしゃるでしょう。しかし、病気で体力が落ちているから「栄養のあるものをしっかり食べる」というのは、発熱時に熱を下げるのと同様に現代医学や栄養学の大きな誤りです。特に「肉を食べる」のはさらに大きな誤りです。
病中に上の3つの「正しい」が重要な理由は2つあります。一つは血液を清浄な状態にすること、もう一つは腸内を清浄にすることが重要であるからです。この二つはいずれも免疫系と強い相関があります。先に紹介した甲田先生のお話にも酸性に偏った血液をアルカリ性に戻すことの重要性が述べられていましたが、中村天風師も同様のことをこのようにおっしゃっています。(以下引用)
とにかく、癌であろうと、何の病であろうと、一番忘れちゃならないことは、血液を純潔に清淨ならしめること、そして、その方法をしょっちゅう、普通に生きてる場合でも忘れちゃいけないんだ、ねえ。
何の病でも血液が汚いんだ。風邪ひとつだってそうよ。血液がきれいだったら、風邪ひかないのよ。あなた方は寒さに当たると風邪ひくと思ってるが、違うんだもの。寒さに当たって体力が弱ると、体の中のばい菌が猛威をたくましくするんだが、そのときに血液がきれいだと、ばい菌先生、暴れようにも暴れられなくなっちまう。
それが、血液が汚いと暴れ出すんだ。すると、すぐ熱が出てきたり、頭が痛くなったり。もっとも、そのときの熱というものは悪い熱じゃない。ばい菌の暴れたやつを、できるだけ弱らせちまおうと思って熱が出てくる。だから、風邪ひきでも熱の低いやつは困るんです。いつまでたっても治らねえんだもん。四十度ぐらいの熱だというてえと、一週間、十日で治っちまう。出るんだか出ねえんだかわからない、まるで、けちんぼが買い物に行ったときみたいにだね、いつ測っても七度五分か八度ぐらいで、ひと月もふた月も丹念に風邪ひいてる人がいる。そういう人は、いつでもね、もう一遍カーッと熱出させてやります。一遍もとへ返らなきゃだめ。それで一気に治しちまわなきゃだめだ。
だから、一番の理想的な治療法というものは、心身統一法で教えるところの生活法、あのとおりの食い物を食い、あのとおりの生活を行いさえすれば、自然と血液がきれいになっちまうんだよ。だから「あなた方も、果物食べなさい」と言いたいけれども、これはただね、この日本では、金がかかってしようがないんだ。だから、でき得るだけ動物性のタンパク質を食わないようにしたほうがいい。そこで、植物食と肉食の標準の割合を書いておきます。(引用おわり)
天風師ご自身は菜食主義でいらっしゃいましたが、上の表のように若いうちは肉を食べても良い、ともおしゃっていました。しかし、病中の肉食は断じて止めよ、と強調されていました。上の引用にもあるように血液が酸性に傾くと免疫系が働かなくなるからです。天風師はさらにこのようにも仰せです。(以下引用)
一生を通じて丈夫で長生きをしたいと思ったら、動物性のタンパク質をできるだけたくさん体の中へ入れろっ…てんじゃないんだよ。あなた方は、たくさん入れるほうがいいと思ってるんだけど、あべこべなんだ。できるだけ、あとうかぎり、少なくするようにすることなんだ。特に、四つ足のけだものの肉は、食べないほうがいいでしょう。私、あなた方とよくお料理屋へ行きます。ホテルへ行っても、牛肉が出たって、絶対に食べないでしょう。
タンパク質が消化される際に生ずる副産物に、尿酸という酸がある。すべての動物性のタンパク質を食べると、この尿酸の分量が増えちまう。必要な尿酸は、体の命を保つ働きを行うと、小便や、汗や、鼻水で出ちまう。血液の中のアルカリ性のものが、尿酸を体外に排泄できるような状態に溶解しちまう。ところが、尿酸の分量が度を過ぎちまうと、それが体外に出ない。出ないどころか、血液が極度に酸性化し、血管の中で尿酸が一種のニカワのような状態になって沈澱しちまう。
その結果、血液はきたないドロドロな、循環を悪くする厄介千万なものになる。すると抹消動脈が、小さい血管ですから、みんなふさがっちまう。いわゆる動派硬化状態で、七十歳にもならないうちに、それも、うまくコロッと死んでくれりゃ、死ぬ方も気楽だろうし、家族だって困ったなあと思っても、そう面倒じゃないからいいけれどもね。ウィルス対策にせよ、他の病の対策にせよ、基本は血液を清浄な状態にする、ということにあります。(引用おわり)
普段でもそうですが、特に病中は血液の状態を弱アルカリ性でサラサラの状態に保つ必要があるのです。天風師は血液が酸性になると免疫力が低下することを以下のように述べられています。
アシドーシスとは酸が増えるという意味なんだ。酸が増えてアシドーシス状態になると、血液の一番大事な食菌作用(免疫)と言うのが働かなくなる。血液と言うのは我等の肉体を構成している細胞の食い物を運んでいるんだよ。つまり一粒、一粒の細胞が生きるのに必要な栄養を血液が運搬しているんだよ。血液の中にいわば食べ物が入っている。そして細胞の食べるものはアルカリ性でないといけないんだ。アシドーシス(酸)のものであってはいけない。
アシドーシス状態にならない食事は肉食を排した菜食です。そしてこれを合理的かつ効果的に摂取する方法が西式健康法、甲田療法が薦める食事法なのです。
その内容を紹介する前に西式健康法の大原則「朝食抜き」について触れておきます。先に紹介した3つの食事対策の二番目は「正しい回数」でしたが、これが朝食抜きの二食主義健康法です。
西式健康法で朝食抜きを重視するのは、先に述べた免疫力強化の2つの対策、血液の清浄化と腸内の浄化にこれが欠かせないからです。朝食抜きの二食主義健康法がいかに重要なのかという説明を以前のブログ(下のリンク)で行いましたので、これを以下に転載します。(以下転載)
以前のブログ⇒ https://ameblo.jp/institutejpn/entry-12323589893.html
万病に効果がある「朝食抜きの二食主義健康法」
症状即療法とともに甲田先生が特に健康の秘訣として強調されていたのが、少食と朝食抜きの二食主義健康法です。甲田先生には朝食抜きを薦めるご著作が複数あります。それらの著作の副題には「朝食を抜くだけで病気の9割はよくなる」というものもあります。
(略)
Facebook・長谷川 ひろ子さん投稿記事
【自粛で致死率が上がるカラクリ】
⚫︎コロコロ変化するコロナウィルスの特徴
⚫︎感染者数より死亡者数に注目
⚫︎ロックダウンした国の死亡者数が増えたのは何故?
⚫︎国によって食文化が違う
https://youtu.be/y0xv-ixgYhA
ご自身の体と向き合って、ご自身の頭で考えて、
ご自身の心で判断してみて下さい
https://ameblo.jp/ranyokohama/entry-12449519310.html 【『エイズはすべてインチキだった』~世界中の著名な医師や細菌学者が告発しています。】