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たまくさ

スミレを摘みに

2020.04.27 04:54

スミレのクリームを作る事は、春になったらやりたい事にひとつだった。

それで、山にスミレを摘みに行きましたとさ。

道端のスミレちゃんたちを摘んでいると

「まだ歌いたい」って言われた(気がした)。

          

――いつまで?

――もうすこし。風が歌を運ぶまで。

         

という会話をし(た気がし)て、

わかったよとその場を立去りました。

目指したうちの山のすみれはまだ小さくて、

咲くのは、もうちょっと先。

           

鳥がどこかで鳴いていてその声が響いて静か。

しばらく佇んで遊んで、山のヨモギとカタクリを頂いて帰ってきた。

これは今日の晩ごはん。

        

帰ってきて湧き水でスミレを洗ったら

なんか縮んでしまい、、、、(がーん)

(手荒だったかも。いやカモじゃないかも)

姿が美しくないので(ごめん)

ヨモギとカタクリと一緒に揚げて、スミレのかき揚げにしてしまったんでした、、、、

またリベンジで近々摘みに行こう。

           

カタクリとスミレは油に落とすとその花の色が褪せてしまって、

美しさがなくなり残念。色気はなくなったものの、美味しかった。

ご馳走様でした。

          

うたうスミレを食べた

⇒スミレの歌ごと食べた

ってことだよね。と思って、これはこれで何か嬉しい。

わたしも歌って風にのせるかな。

(迷惑?)

カタクリは連れてっていいよって言ってくれた。

色はもっと赤い紫。

写真て難しいね。