20年後の私の顔
黄 文葦
子供の時、よく自分が大人になったら、どんな顔をしているのか、と期待していた。そして、今、自分の老い顔はどうだろうか、と想像する。未知の未来・未来の自分に対する好奇心と期待が高まっているようである。老いの自分を想像すると、子供頃の感覚が蘇る。未来に向かうことは、いつまでも楽しい。
20年後、自分はおばあちゃんになる。あえて言えば、現在の吉永小百合さんのような顔を持ちたいと思う。「大人の休日倶楽部」のCMに出演されている吉永小百合さんを見ると、「旅を出たい」と思わずいられない。CMのキャッチコピーである「大人になったら、したいこと」にも気に入っている。人生百年時代、人間が60代、70代から「真の大人」になるではないか。
「真の大人」になったら、優雅な旅を出たい。無数の本を読みたい。中国語の中、「読万巻書、行万里路」という言葉がある。日本語にすると、「万巻の書を読み、万里の道を行く」という意味である。読書と旅行で過ごす、それは理想的な「老い」と思っているけれども…これからの人生には、またいろんな可能性があるかもしれない。
高齢化社会の日本では、お年寄りの生き方がますます豊富になってくる。勇気と度胸と見識ある二人の女性を紹介したい。世界最高齢アプリ開発者である85歳の若宮正子さんが、81歳からゲームアプリの開発を始めた。今、デジタルクリエーター、ICTエバンジェリストとして世界で活躍する。また、現在世界最高齢の現役AV女優、85歳の小笠原祐子さんが異例の人気を誇っている。小笠原祐子さんは81歳でデビューし、「AV人間国宝」とまで言われる。
女の人生には、何か一番大事だろうか。二人の仕事を比べ、上下をつけるつもりがないけれど、二人の共通点は若さと美と自信を持つことを言いたい。女の人には、それは夢だろう。
正直言って、20年後、30年後、自分の顔はどうなるのか、まだ分からない。いろんな顔を持つ人生は豊かで、憧れる。先が見えない人生に、わくわくする。