ドメニコ・サヴィオへのノヴェナ #9日目
ドメニコ・サヴィオへのノヴェナ
── 9日目(5月5日)──
はじめに、ドン・ボスコが書いた「ドメニコ・サヴィオ伝」から一部読みます。ドメニコ・サヴィオについてよく知らない方もこの機会にぜひ、知ってみてください。
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靴を磨いたり、友達の衣服の汚れを落としたり、病人のために最も大変な奉仕をし、掃いたり磨いたりするといったことは、彼にとって最も楽しい気晴らしでした。「それぞれができることをすればいい」と彼はよく言っていました。「ぼくは大きなことはできないけど、できることを神様のより大いなる栄光のためにしたい。神様が限りない善意のうちにぼくのこの惨めなささげ物をよろこんでくれるといいな」。
ドメニコは体力が弱まっていましたが、床(とこ)にふせっていなければならないというほどではありませんでした。それで、時々は学校に行ったり、学習室に行ったりもしていました。もしくは家事をしたりもしました。彼がしていたことの中で特によろこんでやっていたのは、オラトリオで仲間のだれかが病気のときに奉仕することでした。
彼は言っていました。「病人のそばにいたり、訪問したりすることは、ぼくにとっては少しも功徳にならない。それをできるのがうれしすぎるから。というよりも、それは自分にとっての大切な楽しみなんだ」。
(ジョヴァンニ・ボスコ、『オラトリオの少年たち ドメニコ・サヴィオ、ミケーレ・マゴーネ、フランチェスコ・ベズッコの生涯』ドン・ボスコ社、76、103-4ページ)
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*十字架のしるし
父と子と聖霊のみ名によって。アーメン。
*聖ドメニコ・ザヴィオへの祈り
聖ドメニコ・サヴィオよ。
あなたは聖ドン・ボスコに見守られ、成長しました。
あなたの先生であるドン・ボスコの情熱に倣い、
あなたは多くの魂を救いたいという望みを分かち合いました。
あなたに願います。
すべての若者たちを守り、神と人とを愛する人となるよう導いてください。
聖なるものになりたいというあなたの願いを私たち皆が分かち合うことができますように。
イエスはいつも子どもたちを特に大切にしていましたから、
あなたの取り次ぎの願いがかなえられると信じています。
今、つつしんでお願いいたします。
私たちの願いをどうか主に取り次いでください。
~先唱する青年による新型コロナウイルスの終息を願う言葉~
*主の祈り
天におられるわたしたちの父よ、
み名が聖とされますように。み国が来ますように。
みこころが天に行われるとおり地にも行われますように。
わたしたちの日ごとの糧を今日もお与えください。
わたしたちの罪をおゆるしください。わたしたちも人をゆるします。
わたしたちを誘惑におちいらせず、悪からお救いください。アーメン。
*アヴェ・マリアの祈り (3回唱えます)
アヴェ、マリア、恵みに満ちた方、主はあなたとともにおられます。
あなたは女のうちで祝福され、ご胎内の御子イエスも祝福されています。
神の母聖マリア、わたしたち罪びとのために、
今も、死を迎える時も、お祈りください。アーメン。
*栄 唱
栄光は父と子と聖霊に。初めのように今もいつも世々に。アーメン。
*新型コロナウイルス感染症に苦しむ世界のための祈り
いつくしみ深い神よ、
新型コロナウイルスの感染拡大によって、
今、大きな困難の中にある世界を顧みてください。
病に苦しむ人に必要な医療が施され、
感染の終息に向けて取り組むすべての人、
医療従事者、病者に寄り添う人の健康が守られますように。
亡くなった人が永遠のみ国に迎え入れられ、
尽きることのない安らぎに満たされますように。
不安と混乱に直面しているすべての人に、
支援の手が差し伸べられますように。
希望の源である神よ、
わたしたちが感染拡大を防ぐための犠牲を惜しまず、
世界のすべての人と助け合って、
この危機を乗り越えることができるようお導きください。
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。
希望と慰めのよりどころである聖マリア、
苦難のうちにあるわたしたちのためにお祈りください。
(2020年4月3日 日本カトリック司教協議会認可)
~青年からひとこと~
~明日のお知らせ~