Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

#YusukeKusuyama 1975 X #楠山祐輔 ➣ #INTERNATIONAL

#落合陽一 理系と文系のハイブリッド #やひろ

2020.04.29 11:07

「note やひろ」様よりシェア、掲載。ありがとうございます。感謝です。


理系と文系のハイブリッド:落合陽一氏について

やひろ

あなたの視点を、変えることができたなら。思考と雑駁。 都内在住、1987年生まれ、会社員。作曲(DTM)歴11年、小説を書いたりもしてます。アイコンは@_oko_me_さんより。


落合陽一という人がいる。

 

メディアアーティストを自称していて、あらゆるプロジェクトに関わっているが、メインの仕事はつくば大学の教員・研究者になるようだ。


数年前からインターネットなどを中心に露出し、著書も多数出している。


名前を聞いたことがあったり、目にしたことがある人も多いのではないかと思う。

 

はじめ、何か面白い人が出てきたなと思ってウォッチしていたのだが、僕と誕生日が非常に近かった。


つまり同年代であり、同い年だ。同年代で活躍している人がいれば当然注目したくなるので、密かにウォッチしていた。

 

メディアアーティストという肩書きだが、一方でいろんなところでコメンテーターとしても活動してるし、研究者としても実績が多いので、何をしてるのか全くわからない、というのが正直な感想だった。


noteやTwitterもやられているのだが、プロフィールを見ても、いろんな情報が雑多に書き込まれているだけで、結局どういう人間なのかよくわからない。

 

見た目も特徴的だ。ヨウジヤマモトというブランドが好きらしく、大体いつも真っ黒な服装している。

髪も長めで、とても研究者には見えない。発言も、物議を醸すような発言をよくする。


以前、情熱大陸と言う番組に出演していたのでそれを見たことがあるのだが、レトルトカレーをストローでそのまま飲んでいた。


「カレーは飲み物」というネットスラングがあるが、それを地で行っているようだ。

 

かなり変人っぽいのだが、同時にキャラクターを作ってるような感じもあって、それを批判されたりなどもしてた。


僕自身はどう評価していいかよくわからなかったが、コメンテーターとして露出しまくっていることに対しては、研究者としてはなんかそれはちょっと違うのではないかという気持ちがあり、少し前に落合陽一はうさんくさいみたいなことをTwitterで呟いたところ、なんと本人からリプライが来た。


常にエゴサーチをしているので、落合陽一とつぶやくと彼の視界に入る仕組みになっているらしい。

論争と言うほどではないのだが、いくつかリプライの応酬があった。


僕が書いたのは先に述べたのと似たような感じで、落合陽一が胡散臭いのだがどう評価したいいかわからない、みたいなことを書いたと思う。


すると本人から、よくわからないのに適当なことを言うなみたいなリプライがきた。

正論だ。

まぁ、僕も不用意に彼の名前を出したので確かに悪かったと思いつつ、しかし僕みたいな一般人に対して引用リツイートで晒しながら返してくるのも、なんだか大人げないなと思った。あんまりそういうことを考えていないのかもしれないが。

 

実は僕は落合陽一の本は結構読んでいる。


論文まではさすがに読んでいないが、一般書として出しているものは多分ほぼ全て読んでいる。彼の著書は情報量が多い。


一応、理系の研究者であると思うのだが、一般書では社会のあり方みたいなことに言及した本が多い。

やってることは理系なのに、考えてる事は文系っぽいのだ。そこがちぐはぐで、よくわからない、と感じたのだと思う。


自分のリソースをあまりにも広げすぎで、なにがしたいんだろう? と。

 

落合陽一とリプライをしてから数年が経って、なんとなく彼の存在感みたいなものが少しつかめてきたような気がする。


要するに、今の時代は文系も理系もないのだ。


純粋に数学を求める人もいるかもしれないがそれはおそらく少数派で、この世に存在してるテクノロジーをどう社会に落とし込むか、あるいは社会ではどういうテクノロジーが必要とされているのか、そういうことを考える人が必要になっている。


落合陽一は理系の研究者としてはテクノロジーを研究してはいるが、社会に落とし込む際には、そこに生きる「人間」が必ず必要になる。


社会というのは、つまり人間の集合体だから、「人間がどうテクノロジーを使うかを考える」役割が重要になってくるのだ。


それを実装していくためには理系の知見だけでは足らず、文系的な考え方を持つ人が必要になってくる。

つまり、落合陽一は理系の考え方もできるし文系の考え方もできるハイブリットな存在であり、そういう人が今の世の中では必要になってるのではないかと思ったのだ。


胡散臭いなと感じたのは事実だし、正直今でも胡散臭いと思っているけれど、彼のやりたいことや、世間での評価についてはなんとなく自分の中で腑に落ちたところがある。

 

いずれにしても彼の本を読んで学ぶところは多い。


ちょっとキャラ付けが過ぎているところがあるのでなんとなくもやっとするところはあるのだけれど、それも彼の戦略の一部ということで。これから何をするのか、とても楽しみですね。