さいしよく、
白と黒のジャイアントパンダは、
本来は肉食動物である
主食として竹を食べることで知られています。
ジャイアントパンダは草食動物に進化した
のではなく
人の菜食主義者が大豆でタンパク質を補給するように、
バンダは肉食動物でありながら竹を食べるだけで
人間の菜食主義者と同じことをしている
人間は、高タンパク質が必要なので、菜食主義者は野菜を食べただけでは生きることはできない
豆やナッツなども食べる必要がある。
栄養組成から見れば、
菜食主義者も
非菜食主義者も、
そしてジャイアントパンダも食べているものはそれほど変わらない
必要な栄養を十分に摂取できている
ということ。
植物細胞は動物細胞と異なり、
細胞壁や植物繊維を持ちます。
この細胞壁や植物繊維は
セルロースが主成分ですが、草食動物を含めて
ほとんどの動物はセルロースを分解できる酵素を体内で作ることができません。
草食動物は腸内に生息している微生物にセルロースを分解されることにより
その分解産物である糖を吸収することでエネルギーを得ているので、
微生物によるセルロースの分解には長い時間が必要となるため、草食動物は必然的に腸が長くなります。
しかし、
ジャイアントパンダの腸の長さは身長のおよそ4倍。
ウシやヒツジなどの草食動物は20~25倍ある
ジャイアントパンダの腸はかなり短め
野生のジャイアントパンダと飼育下にあるジャイアントパンダのふん便から5522種類もの原核生物のリボソームRNA配列を調べてると
すると、ジャイアントパンダの腸内細菌の種類は一般的な草食動物よりも少ないことが判明。
さらに、ジャイアントパンダの腸内細菌のうち13種類はセルロース分解能力を持つもので
さらにそのうち7種類はジャイアントパンダ特有の細菌、
ジャイアントパンダの顎と歯が進化し、手首の骨が伸長して
「疑似親指」を獲得したのは、竹をつかんで食べるためだとのこと。
また、肉の風味を感じるうま味を感知する能力を失っていること
ジャイアントパンダの乳とふん便からは高濃度のタンパク質が検出された
肉を食べない草食動物は摂取する栄養のうちタンパク質はせいぜい20%ほど。
ジャイアントパンダの摂取栄養組成はタンパク質がおよそ50%
ネコ(約52%)やオオカミ(約54%)など肉食動物に近い
また、腸や腸内細菌叢は肉食動物のものに近く、
ジャイアントパンダは竹ばかり食べているにも関わらず、生物学的にはにはほぼ肉食動物、
ジャイアントパンダは竹の葉や幹だけではなく、
夏の間にタケノコや竹の新芽を積極的に食べていたことがわかりました。特に竹の新芽は32%がタンパク質でできているため、ジャイアントパンダにとっては貴重なタンパク源となります。これまで「ジャイアントパンダがどうやって肉食から草食へ急速に進化を遂げたのか」は謎に包まれていたが
実際にはジャイアントパンダの進化は表面的な部分にとどまり、主要な栄養素の取り込み方を少し変えただけで肉食動物でありながら竹食に適応
ジャイアントパンダは、人間の菜食主義者と同じことをしている
- 別のグループにいているようで
実はこちら側にいる存在というのは、元来生じているものから始まっていることが多々あるということです。
弊社のエマルジョン技術は、そういった水と油のようなグループでないものをたくさんの、手数をかけて織りなした新しいグループなのです。