Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

マヤ

『W旦那+(プラス)』 三代目妄想劇場 番外編(新生35)

2020.04.30 22:34

隆二はいつもの人懐っこい笑顔ではなく、時々見せる男らしい精悍な顔つきで廉の前に立った。




「君は…廉?」




「そうですよ!やだなぁ、今更何を…」




悪い冗談だと思って苦笑いしている廉の肩をポンと叩き、隆二はニヤッと笑った。




「いい子だね」




「え!?」




「部屋に行くから、この家にある一番キツい酒とグラス持ってきて」




「あ、はい」




廉にそう告げると、隆二はスニーカーを脱いでからポケットに両手をつっこみ、うつむき加減で自室に入っていった。




「なんか、隆二さん雰囲気変わった…」




「やっぱ臣さんの言った通り凹んでるのかな?」




「ダーダ‼️」




突然、後ろから髪を掴まれた。




「痛っ💦…理太くん、起きたの?」




「ブーブー😡マンマ‼️」




「髪、離して💦いてて…」




理太に髪を引っ張られ、後ろに仰け反っていると、臣がタオルで手を拭きながらやって来た。




「理太、起きたの?貸して」




「あ、はい💦」




「りーた、おいで」




「おーみー‼️マンマ」




廉が抱っこひもを解くのも待ちきれない様子で、理太は途端に笑顔になり、手を伸ばして臣に抱っこされた。




「腹減ったのか?おし、じゃあ飯にしような」




「たいたい😚」




「あの、臣さん」




「ん?」




「あ、いえ、なんでもありません」




「パンケーキ頼むね」




「はい」




多分、僕の思い過ごしだろう。




そう思った廉はキッチンに入ると、

先にウォッカのボトルとグラスをトレイに乗せて、走り回る子供たちをうまくかわして、隆二の部屋へと向かった。




つづく