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Voigtländer Super Wide Heliar 15/4.5 試した話

2020.05.01 18:05

一般的にM型の広角とは24〜28mm近辺を指す

スマホやRICOHのGRⅢで採用される焦点距離でスナップなどに使いやすい(極めると途端に難しくなる)画角である


18〜21mmは超広角

21mm以下となると急に選択肢は減り、

15mm以下で純正レンズはホロゴン 15mm f8の一択(たぶん)

フォクトレンダーで10/5.6、12/4.5、ツァイスで15/4.5、後は中華製で9mmというレンズが存在する

このようにM型で15mmクラスの選択肢は意外と少ない


さて、今日はVoigtländerのスーパーワイドヘリアー 15mm f4.5のお話


本レンズの対角画角は110度

人間の両眼の視界よりやや狭い範囲がこのレンズで写る

前述のとおり、15mmは国産一眼レフメーカーの広角レンズとしては珍しくないが、ライカMマウントレンズとしては異例の画角


レンズの銘は「Super Wide-Heliar 15mm f4.5 Aspherical Ⅲ」

末尾にあるように本レンズは3型になる

1型の発売1999年で2型は2009年の発売、3型は2015年の発売

1型はライカLマウントかニコン Fマウントの2種類で距離計連動は非対応

2型でライカMマウントへ変更、距離計も連動となった

3型になってデジタルカメラでの撮影に対応した


前玉はそこそこ突き出した形状だが、58mmのフィルターが装着できる

フードは固定式で切り欠きがエグい花形フード

全長は5.5cmとこのクラスのレンズとしては小型

重量も247gと軽量で扱いやすい

Leica M10に装着したがバランスの良い見た目とハンドリング

↓マウント部分にはコシナの銘が入っている

絞り羽は10枚で最短撮影距離は50cm(70cm以下は距離計非連動)



下の写真はiPhone Xsで撮影した

画角は35mm換算で26mm相当

そしてこちらが15mmの写真

手前のバス全て映り、左右のビルも画角に入る



作例
Leica M10に装着して二子玉川でスナップを撮影した

M型で15mmという画角を扱ったことがない筆者

油断すると自分の足が映り込む


歪みが非常に少ない印象で周辺減光もそこまで激しくない

↓上記写真の中央付近拡大

フリンジはそれなりに発生してる



新品でも10万円を余裕で下回るレンズ

特別給付金が出たらいかがです?