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Summicron 50/2 4th 試した話

2020.05.02 15:46

コロナで騒がしい2020年のGW

暇すぎてブログ更新が捗る

他にもLeafのデジバックやリンホフテヒニカやリンホフ プレスなどネタは山ほどある


今日は友人から借りたレンズの話

ズミクロンの歴史



Summicron 50/2 1st

構成 6郡7枚

重量 285g 

1953年Lマウント発売

1954-57 沈胴式発売 

1956-1968 固定式発売 

1956-68  DRズミクロン発売 55145本製造


空気レンズを搭載した伝説的レンズ



ズミクロン2nd

構成 5群6枚

重量240g

1969年発売 

変形ガウスへ変更し最短0.7mまで寄れるように、ピントレバーが削除された


ズミクロン 50/2  3rd

構成 4群6枚

重量 195g

1979年発売 

コンピューターによる設計で変形ガウス型の4群6枚に、初期はカナダ生産で後にドイツ生産となる、195gと軽量でピントレバー復活した


ズミクロン 50/2 4th

構成 4群6枚

重量 240g

1994年発売

2006年に6bitコード対応した

フード内蔵式に、その分重量は45g増え240gとなった

そしてピントレバーがまた削除された

光学系は3rdと一緒




さて、本レンズはズミクロン4thの6bitコード無しモデルである

色はシルバークローム


友人のTAOさんから借りた

フード内蔵式モデルで、珍しくシルバーの個体

どうやら前ピンらしく現在マップカメラと修理を巡って格闘中


ズミクロンは35の非ASPHを持っているが表面仕上げは若干異なる

50mmの方がややマット気味

↑こうやってみるとズミクロン 35/2小さいなーと思う


50mmでもズミクロン、ズミルックス、アポズミの3本はフードを内蔵しているが、どれもフードの機構が違う

ズミクロンは直進式、アポズミはヘリコイド式でズミルックスも直進式だがロック機構を唯一備える

↑フードは直進式、ロック機構が欲しかった




作例

Leica M10にて二子玉川周辺をスナップ

作例は外出自粛のため少ないがお許しを

まとめ

芯はやや太いものの必要にして十分なシャープネスとコントラスト

50mmでf2と無理のない設計で50mmの王様的レンズ


50mmの超スタンダードレンズ