完売御礼・チャリティ企画無事終了⑶
の続きです。
最後です、長いです。
利恵さんのところに行った後、立ち寄ったのはリラクゼーションサロンcatalpaのあずさちゃんのご自宅。
あずさちゃんは、今回私が借りたアトリエの2階でリラクゼーションサロンをオープンするいわば同志です。
彼女に
「チャリティでお花を販売するんだけど、葉物がないんだよね。今回は急に決めたから仕入れるにも間に合わなくて」
と愚痴をこぼしたら
「うちの庭にあるもの使っていいよ!」
とお庭で育てているローズゼラニウムをたくさん切り分けてくれました。
わー!嬉しいっ!
ご協力、ご提供、本当にありがとうございます!
本当に助かりました!
あずさちゃんはこの日は自分のサロン部分の工事が予定されていたので、2階に出勤。
あずさちゃん指揮のもとに大工さんが手すりや照明を直してくれていました。
私が工事の音を聞きながらいろいろあたふたと花仕事をしていると、
「まきちゃんごはんのときやトイレの時とかは店番するから言ってね」
と言ってくれて、本当にうれしかったです。
イベント開始の時間からは必死過ぎて記憶があまりないのですが、
少ない告知の中ご近所さんや生徒様やお友達など、たくさんの方が来てくださいました。
写真を撮る余裕なんてなくて、
これらは全てではないのですが、
こんな雰囲気のブーケをチャリティでお求めいただきました。
ありがとうございました。
そしてお庭に育っていたミントの葉っぱ、Yさんありがとう〜!
ミントもブーケに少し使わせていただきました。
はっ葉゜のおかみさん、浜名湖ファームさんのうずらの卵の差し入れありがとう〜!
来てくださったみなさん、ジャムやクッキーなどありがとう〜!
手作りのフェイスシールドはあつい上に視界が悪く、息も苦しくて、途中からつけたり外したりしていました。マスクはしていたけれど、フェースシールドができていないままに接客してしまったときのお客様には、ご心配をかけたかもしれません。
手袋とマスクは着用していましたが、不安にさせてしまったなら申し訳ありませんでした。
<今回匿名で心配というメッセージをくださった方がいたので、ここでお返事を書かせて下さい。>
ご心配ありがとうございます。
コメント、お会いしたことのない私にするのは、きっと勇気がいったことだと思います。
今回に限らず、いつも、catalpaのあずさちゃんとは新アトリエのあるSunnyDaysではソーシャルディスタンスを保ちながら、密にならないよう過ごしています。
5月1日ももちろんそうでした。
あずさちゃんには、今回、こんな状況の中の限られた条件の中で、できうる限りの最大の協力をしていただきました。
本当に助けられました。
私もトイレも行きたいし、お水だって飲みたいので…。
チャリティの全ての時間、
換気した空間で、
距離を保って行動していたのですが、
私が撮ったものではないですが、そうではないように映った写真を見て、ご心配くださったのだと思います。
ありがとうございます。
もちろんこんなご時世ですから常時手伝ってもらったわけでも、レッスンしたわけでもなく。
写真や他の方のSNSをみたら、そんな背景ややり取りを説明しているわけではないからそう見えますよね。
配慮不足でした。
ご心配ありがとうございます。
5月1日は2メートルのソーシャルディスタンスを保ちながら(何度も書いてる・・・)換気した空間で(これも何度も書いている)チャリティを開催しました。
通常は開業準備もその距離を保ちながらしています。
ただ、私たちにはそれぞれに一日中の留守番はまだできないような小さな子がいるので、それぞれの空間についてきていました。
現在やっているアトリエとサロンのDIYもそれぞれ自分の空間の1階と2階に別れて作業したり、作業日をずらしたりして行なっています。
たった数枚の写真から今までの努力が伝わらなくなるような、そんな誤解を招いてしまったこと、深く反省しております。
そして気にしていただいたこと、
私たちを心配していただいたこと、心から感謝しております。
さて、たいして告知もしていないので売れるかとても心配していたお花たち。
私の予想に反して4時ごろには完売になりました。
残ったら翌日磐田で販売するつもり分まで売れたので売るものがなくなるということに。
ご予約いただいていた方の分のお花を残してゼロになりました。
販売したお花は1本300円から400円。
仕入れたお花は60本。
サービスしたり、手違いで折れたり、ご近所さんにご挨拶でお分けしたりしながらの1日だったので、
全部をきっちりピッタリと販売できたわけではないですが、
集まった支援金を数えてみたところ、
33300円
でした。
100本ぐらいは売ったってことです。
末っ子に言ったら33円募金してくれたので、ゾロ目の33333円。
それをLOVE POCKET FUNDに送らせていただきます。
今回のチャリティ企画は、はじめに兵庫の仲卸さんのSOSの投稿がスタート。
生産者さんをなんとか助けたいという想いを受け取ったことがはじまりです。
そんな仲卸さんを助けたいと思っていながら、行動にすぐに移せないでいたところ、アイロニー認定校の講師をしてしている同期が「あんまり何も考えず、もう発注しちゃった!」というではないですか。
彼女がそんなふうに行動しなかったら、私は多分仕入れなかったと思います。
そしてわたしは同じ頃に安間バラ園さんとお話する機会があり、生産者さんたちが本当に本当に本当に困っているという状況を聞きました。
話を直接聞くまでは、なんとなく新聞やテレビの向こう側の話のように感じていたし、お花は必要緊急なものではないから、今売れないのは仕方ないよねってどこかで思っていました。
でもリアルにその影響による困難の渦中の人から話を聞いたとき、
とても辛くなって
なんとか力になりたいし、
ならなくちゃって思いました。
話が前後しますが、安間さんから初めて生産者さんのお話をうかがったのは、私が花仕事の定期便をストップしていて、ただただじっとおこもり生活をしていたときでした。
おこもり生活をしていると、日にちの感覚がなくなります。
そのせいで(というのは言い訳か・・・)安間さんにお花の予約をしていたことをすっかり忘れていたのです。
注文したのはたいしてたくさんの花でもないのに、それをキャンセルをするなんていうのはあまりに失礼な話なので、約束通りにお花を受け取りに行ったときでした。
それまでは奥様にしかお会いしたことはなかったのですが、その日対応してくださったのはご主人で、世間話から花の生産者さんの現状の話になり、私が知らなかったことがどんどん耳に飛び込んできました。
話している途中に、他の農家さんからの電話に対応している姿にも、今がどれだけ大変なのかを感じさせられました。
それはもう、「それは大変ですね、頑張ってください」という言葉を簡単に言えるレベルではなくて、何を言ったら励みになるのかわからない、言葉を選べないというのが一番当てはまるような感じ。
たった数分の会話の中でも他の生産者さんたちのことを心配する安間さんの言葉には嘘がなくまっすぐで、その姿勢には考えさせられました。
一番胸と脳に刺さったのが
「困っているときに、助かりたいのは誰だって同じ。だけど、誰だって自分だけが助かればいいじゃんって、思ってないですよね。そんな中で自分とみんなのために何ができるのか、考えてやれることをやるしかないですよね。それしか今って方法ないですよ。」
って安間さんがおっしゃった言葉。
帰り道、頭の中でぐるぐると「自分だけが助かればいいじゃんなんて誰も思ってないはず」というその言葉が回りました。
私も、私だけが助かりたいわけじゃないと思ってる。
みんなにとって良い状況になることがいいって思ってる。
自粛でおうちで静かにしているのだって、それだって、社会貢献なはず。
だってそれまでそれが最善って思って静かにしていたわけだから。
でも毎日毎日、状況は変わるし、やれることもそれぞれに刻一刻と変わる。
軌道修正しながら、足りないところがあれば補強しながら、やれることを模索して進んでいる人たちが私の周りにもたくさんいる。
例えばコンビニだって、スーパーだって、工夫しながら営業してる。
配送業も工夫している。
誰にとっても今日は昨日と同じじゃない。
明日はまたもっと違う。
今日を昨日よりよくするためには知恵をしぼって行動するしかないのが今。
あるのは「想い」だけ。
今回のチャリティは
仲卸HAさんの想いと
同期のSnow dropさんの行動力と
安間さんの想いとが私の周りに点在していたからそれをなんとなく繋げてみただけ。
私の性格が
「手を貸して欲しい」とか「助けて欲しい」って言われて、知らん顔なんてできないだけ。
そうそう。ただの見栄っ張りなんです。
今回のチャリティ企画、応援ありがとうございます。
支援金のご協力もありがとうございます。
ご心配、ご批判もありがたく受け止めます。
今後はさらに誤解を少なくできるよう、
できる対策をさらにとりながら、安心してお花をお求めいただけるように工夫して花仕事をしていきます。
今日できることがあしたできなくなるかもしれないし
今日できなかったことがあしたはできるかもしれないし。
それでもやっぱり、いつだって、
こうなる前からだってずっと
私は花の力を信じているし、
花を生活の中で飾ったり、
花に想いを乗せて気持ちを伝え合えるのは人間しかできないことだから(本当は知らんけど)、
花は人を助けてくれるって思っているし
花の仕事をずっとやり続けたいと思っています。
やれることがある以上、やろうと思っています。
大丈夫!
応援があったら、なお頑張れます。
応援してくださるみなさん、ありがとうございます。
厳しいご指摘をくださったあなたにも、
これから何に気をつけていったらよいかのヒントをいただきました。ありがとうございます。
そして、母がもし、生きていたら、絶対に言っただろうご意見でした。
SunnyDaysを構える私たち2人には、もう、こういう率直な意見を言ってくれる母はどちらにもいません。
私は15年前に、あずさちゃんは2年前に母を亡くしています。
母からの言葉と思って受け止めます。
本当に、ありがとうございます。
今は日々の変化の流れについていくのが精一杯。
そんな中で、誰かのお役に立てるなら、今後はより注意をして、最大の努力で応えていこうと思っています。
今日や明日が、昨日より今日より、少しでも新しく気持ちの良い風が吹く日になりますように。
みなさまの未来にも、いい風が吹きますように。
長くなりました。
読んでいただきありがとうございました。