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スピードトレーニング(敏捷性” “俊敏性” “素早さ)

2020.05.14 22:20

前回筋力トレーニングについて説明しました。

今回はその中のスピードトレーニングについて詳しく説明します。

スピードトレーニングとは


スピードトレーニング(Speed training)

Speed「スピード」は「進む距離の量」「早さ」などの意味を持つ単語です。

語源は「spēd」で、これは「目的達成」「成功」「繁栄」などの意味を持ちます。


スピードというと“敏捷性” “俊敏性” “素早さ”という言葉を思い浮かべます。

ただし「スピード」とひと言で言っても、走る速さ、身のこなしや反応などの反射速度、場面に応じた判断速度など、競技やポジション、その局面によって要求されるスピードの性質は異なります。


スピードは目的達成の為には極めて重要な要素の一つです。


「スピード」は、大きく3つの要素で構成されています。



「スピード」の三大要素 


★1. S=Speed(スピード)

スピードは重心移動の速さを指しています。

重心移動をいかに速く行うか、つまりいかに走く速ることが出来るかということであり、要は移動スピードということです。

移動スピードを決定づける要因には「足の回転数(ピッチ)」「歩幅(ストライド)」などがあります。足の回転が早く、一歩が大きければスピードは速くなります。

これらは、競技スポーツによって足の回転数や歩幅は異なりますが重要なポイントになります。


★2. A=Agility(アジリティ)

アジリティは運動時に身体をコントロールする能力のことを指します。

「敏捷性」とも言われ、運動時の身体のバランスをコントロールし、素早くかつ正確に動かすための能力です。

アジリティが低ければ、バランスを崩し運動時のパフォーマンスに大きな影響が出ます。

ターンやステップを踏む、切り返しをしたり方向転換をするテクニックは筋力やパワーをバランス良く使いこなすことが重要なポイントになります。


★3. Q=Quickness(クイックネス)

クイックネスは刺激(視覚、聴覚、嗅覚、触覚、味覚、感覚)に反応し、捉えた情報を素早く判断して反応するまでの能力のことです。

刺激に対して、反応する時間や反応した際の動きだしまでの「俊敏性」などを鍛えることがポイントになります。

クイックネスは、瞬間的に素早く動くための能力です。

反応の速さは、時として勝負を決定づけることもある重要なポイントです。



スピードトレーニングは、3大要素の頭文字を取って「SAQトレーニング」とも呼びます。


SAQトレーニングは、「スピードトレーニング」の代名詞とも言えるトレーニング理論で、これまで「スピード」と簡単な言葉で片付けられていたものをもっと具体的に理論化したものです。


単純に筋トレだけがトレーニングではなく、競技に合わせたスピードや敏捷性、俊敏性を鍛えることがパフォーマンスアップには不可欠となります!


スピードトレーニングにはこれをするという具体的な内容のトレーニングはなく、

「競技で必要なスピードの要素は何か」

これを最初に明確にする必要があります。

明確になって初めてスピードトレーニングの種類や方法が具体化されます。


様々なスポーツに必要なスピードを高めるトレーニングとしてだけではなく、スポーツに必要な基礎を高めるトレーニングとしても有効です。


★スピードトレーニング


●スプリントトレーニング

全力疾走等でスピードを鍛える


●スピードアシステッドトレーニング

自転車、バイク等で引いてもらいながら全力疾走


●ウエイトレジステッドトレーニング

タイヤなどの負荷を引いて前に進む

 

●リアクショントレーニング

合図に対してできるだけ素早く反応する


●ラダートレーニング

はしご状のロープを様々なステップを踏んで進んでいく


※今はまだトレーニングについては説明だけになりますが、今後トレーニングのやり方を載せていきます。

なのでBUNトレ基礎知識などに書いた基礎基本をしっかり覚え手足指トレーニングや正しい立ち方歩き方できちんとした土台を作っておいてください。


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