アメリカ人が教えてくれた「当たり前を疑う」「ルールに縛られない」ことから生まれる、すべてを目的から発想する「目的思考」が重要な理由
どうもこんにちは!ニューヨークでコリビング(Co-living)ビジネスを展開する「Crossover」で、2か月間ニューヨークの起業家支援プログラムに参加している長村伊織です。
起業家支援プログラムついては、プレスリリースをご参照ください。
この記事では、当プログラム期間中の気づきや学びをシェアしていきたいと思います。
僕はこのプログラム期間中、いく度となくアメリカ人の取る行動に「!?」となっています。
それは日本で当たり前だと思っていたことが、当たり前じゃないときです。
中でも印象的なのは、アメリカ人は信号を守らない人が多い点です。
そのような彼らの行動を見て「彼らには、強い目的思考があるだろうな」と感じました。目的思考とは、物ごとを目的から考える思考法です。
僕自身、この思考が身につくと、「より物ごとの本質を見つめ、無駄がなくなる」と同義だと思っています。
そんなことに気づき、僕自身とても学びになったのでシェアさせていただきます。
ニューヨークで感じた、日本の当たり前は世界の当たり前ではないという事実
僕はニューヨークで生活をしていて、アメリカ人に対し、度々疑問に思うことがあります。
たとえば、電車の中で歌を歌う人や、携帯電話のモバイルバッテリーを販売する人いるなど、日本での当たり前が、当たり前じゃないと感じるときです。
とくに、多くのアメリカ人が、信号のルールを守らないのを見るたび、「なんでアメリカ人の多くは、赤信号でも渡るのだろう?」と疑問に思いました。
なぜなら僕は、子どものとき「青は行ってよし、黄は注意しなさい、赤は止まれ」としつこいほど叩き込まれ、常識として強く植えつけられていたからです。
この件から、僕が常識だと思っていたことが、ニューヨークでは、常識じゃないことを実感しました。
ニューヨークの人は、常に「なんのために」を考え目的を意識している
赤信号でも渡るアメリカ人の件を疑問に思った僕は「そもそも信号の設置目的は何だっけ?」と考えました。
信号の設置目的は「交通事故をなくすor減らす」です。
目的が「交通事故をなくすor減らす」なのであれば、彼らは交通事故を起こさなければいいのだ、と考えているのかもしれません。ここでの彼らは、目的重視の思考です。
一方、信号を守る僕は「なんで自分は赤信号を渡らないのだろう?」と考えました。その答えは「子どものときに厳しく教えられたから」でした。
ここでの僕は「こうしなさい!」と言われつづけてきたからやっていたということです。つまり、小学生のときから思考が停止していたのです。
もちろん、赤信号を渡ることはいけないことです。(笑)
しかし、こうした考え方のちがいから、自分は自分が思っていたよりも、日々の生活内で「こう教えられたから」と無意識的に行動をしてしまっていることに気づけたのです。
よって、このできごとを機に、日々の行動から自分に対して「今向き合っているできごとの目的はなんだっけ?」を問うようになりました。
たとえば、だれかと何か議論をしているとき「この議論の目的はなんだっけ?ゴールはなんだっけ?」と自問をするようになってから、議題から逸れることが減ったように感じます。
そんな風に、あの違和感がもたらしてくれた「目的思考」が癖づいてから、なにをするにも、スピーディーに目的達成へ向かうことができるようになったように感じます。
あの万有引力を発見したニュートンも当たり前を疑っていた!当たり前にこそヒントが隠れている!?
余談にはなりますが、この世を切り拓いてきた偉人たちはこぞって「当たり前」を疑ってきました。
ニュートンの万有引力もそうです。
「リンゴは落ちているのではない、地球に引っ張られているのでは?」と今までの当たり前を疑い、大発見を成し遂げたのです。
僕もニュートンみたいに、後世に伝わりつづけるイノベーションやビジネスを生み出したいと強く思います。
「当たり前を疑う」姿勢こそ、イノベーションの始まりです。
また、とてつもなく早いスピードで今までの常識が変わっていっている時代だからこそ、つねに世の中の変化に合わせ、常識をアップデートする必要があります。
当たり前を疑い、物ごとの本質を見極めることが求められているのではないかと思います。
だからこそ、さまざまな物ごとにたいして違和感をキャッチできるか、が大事なのかなと思います。
今までの僕は、過去教えられたことがすべてだと思い込み、思考停止することが多かったように感じます。
なので、これからは偉大な発見をするためにも、物ごとの本質を捉えるためにも意識して「当たり前を疑い、常に目的と向き合いながら生きる」ことをしてみます!
とはいえ、信号は守らなければいけません。(笑)