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伊藤 瑳紀✴︎Violin

テレアンサンブル

2020.05.03 09:00

5月になりました。

いきなり暑くなって、今年は春服を着る間もなく夏服の時期になりそうです。


自粛モードが続き、オケの仕事は6月の頭もキャンセルが出てきました…

不安が続きますが、そんな中、同僚と今流行のテレアンサンブルに挑戦しました!

曲目はグリエール作曲「ヴァイオリンとチェロのための8つの二重奏曲」です。

前々からテレアンサンブルにチャレンジしてみたいと思っていたのですが、機械音痴のためなかなか重い腰が上がらず、、



そんなときにPMF音楽祭から、

「世界中に勇気や希望を与えられるように、PMF修了生から演奏動画を集め、シェアするプロジェクトを始めます」

と連絡があり、動画を撮ることにしました。



PMF音楽祭とは毎年夏に北海道で開催される音楽祭で、レナード・バーンスタインが札幌で創設しました。世界各国から若手音楽家が集まり、ウィーン・フィルや、フィラデルフィア管弦楽団などのトップ奏者の指導の下、1か月間オーケストラや室内楽を学びます。

そして音楽監督はなんとあのワレリー・ゲルギエフ!!

初めて見たときはあまりの迫力に演奏どころではなかったです笑


今年は30回目の記念の年であるそうですが、残念ながらコロナウイルスの影響で、初めての中止という判断を下したそうです。

思い入れのある音楽祭がこのような形で中止となってしまいとても残念ですが、

安心して音楽だけに集中するためにも、今年は見送るしかなかったと思います。

PMFでの思い出は数えきれないほどあるので、また投稿します!


話は戻りテレアンサンブルについてですが、やはり別々に演奏しながらタイミングを合わせるというのは至難の業です。

いつもは呼吸だけでなんとなくわかり合えることも、言葉にしないと伝わらなかったり、秒数を見て合わせたり、非音楽的なことが多い気がしました。

また、動画というのは撮り直しが効くからこその難しさがあると感じました。

撮り直しが効く分最初は気が楽なのですが、当然完璧な演奏はないので、永遠に終わらず…笑


音楽というのは普段は本番一回きりなので、演奏者のその一回に懸ける想いというか集中力が、これまでたくさんの名演を生み出しているのだと実感しました。

とはいえ今の状況を自分なりに楽しむしかないですね、時代に乗って今できることをやってみたのでぜひお聴きください。久しぶりのアンサンブル、心がわくわくしました。

それでは。