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コピーライター(フリーランス)・中本タカシ/横浜・東京/コトバミッケ

好きなコピーは、なんですか?

2020.05.03 11:31

と聞かれて、はじめに思い浮かぶのは、

「カワイイはつくれる」というコピーである。

あっ、こんにちは!コピーライターの中本です。


2006年から2010年くらいにかけて、

花王のヘアケアブランド・エッセンシャルのキャンペーンコピーとして使われていた。

今、ネットを検索してみると「カワイイはつくれる」という言葉は

あらゆるページで溢れている。つまり当たり前の言葉として定着しており、

その意味ではも後世に残すべき名コピーと言えるのではないかと思う。


このコピーを初めて見たのは中川翔子、リア・ディゾン、

そして、南海キャンディーズの山崎静代の3人が出演したCMだった。

美容品のCMにキレイなモデルや女優ではなく、当時ブロガーとして人気だったタレント、

数多くの青年誌の表紙をさらったグラビアアイドル

そして女芸人がキャ

ティングされていたのは、非常に新鮮であった。

その真新しさも相まって、「カワイイはつくれる」は僕の心に深く残っている。


「キレイ」ではなく、「カワイイ」の言葉を使ったことも味噌であると思う。

「キレイ」はちょっと敷居は高いけど、「カワイイ」なら私にもなれるかも…

そんな新しい価値観を、今から約15年前に教えてくれたことは非常に感慨深い。

そして、発見したコピーライターは本当にすごいと思う。

※「コピーは発見」って言いますからね。


って、男の僕が言うな!なんか気持ち悪いぞって、話なんですが、

今回このブログを書くにあたって、改めて「カワイイはつくれる」を調べてみました。

すると僕が考えていたよりも(上記の内容より)もっと深く考えて作られたコピーであり、

むしろコピー制作やマーケティングの真髄が現れたものであることが発覚しました。

次回、「カワイイはつくれる」のスゴさを詳細に語ってみます。(いや、書くか笑)