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Fit Insole

衝撃吸収とインソール

2020.05.03 13:22

足が疲れてくる原因として、地面からの衝撃の増加があります。

その解決策として、地面からの衝撃を減らすことが重要になってきます。


今日はそのへんの研究を一部紹介いたします。


①シューズのみの場合と、カスタムインソールを使用した場合で足への衝撃力は変化するのか?

      ↓

衝撃力が減少したという結果と、特に変わらなかったという研究結果の両方があります。

      ↓

では、何が違うのか?

衝撃力が減少 → 衝撃吸収素材を使ったカスタムインソール

衝撃力が変化なし → 普通のカスタムインソール

つまり、足への衝撃をやわらげる場合はしっかりそれに応じた素材を選定する必要があるということです。


②シューズ、インソールと衝撃力

靴を、柔らかい底材を使った靴、普通の底材の靴、固い底材を使った靴を用意し、

それぞれに衝撃吸収素材を使ったインソールを入れて比較した。

結果は下図です。↓

      

シューズの硬さに関係なく、衝撃吸収素材を使用したインソール を履くことで、地面からの衝撃は吸収されています。

ですので、衝撃吸収に関してはシューズよりも、インソールの素材に依存しているのがよくわかると思います。

硬い革靴や、薄いランニングシューズでも、衝撃吸収をできるインソールを使用すれば、足への負担は減少するということですね。


③フラットインソールとカスタムインソールでの足底圧の比較

では、よく靴を買ったらついているフラットなインソールと、自分の足に合わしたカスタムインソールの比較を

した研究です。

A がフラットなインソール着用の足底圧

踵と指の付け根 (赤丸部) に局所的に圧力がかかっているのが分かりますね。

これは、土踏まずなど盛り上がった部分をサポートしていないためです。

踵と足の付け根だけで踏ん張っているため、疲れやすくもあります。


B は自分の足の合わしたカスタムインソール着用の足底圧

土踏まずなどの形状を合わして作っているため、フラットインソールのように局所的な圧力がありません。

足全体に均等に圧力を分散しているのが分かります。

これだと、楽に立て、歩けると思います。

         ↓

上記の結果からも分かるように、インソールの足への適合度も足底の衝撃力減少に関わってきているのです。


ちなみに、上のカスタムインソールで、

柔らかい素材のカスタムインソール使用時 → 踵31%、足の付け根41% 足底圧が減少

硬い素材のカスタムインソール使用時 → 踵24%、足の付け根23% 足底圧が減少


3つの研究から、


足への衝撃を減少するには、

• 衝撃吸収素材を使用したインソールが重要

• シューズの柔らかさより、直接足に接するインソールの柔らかさが重要

• 自分の足に合わしたインソールで、足全体に均等に圧力がかかることが重要


ただ、柔らか過ぎると蹴り出しの際に、余計に力がいることになり、疲れてしまいます。

だから、柔らかいながらも、硬さも必要となってきます。

そこを、克服しているのが1番最初のピンクのインソールです。


インソールって奥が深いです。